JAPAN XVがフィジー・ウォーリアーズに土壇場逆転勝ち パシフィック・チャレンジ連勝
サモアの首都アピアで開催されている「ワールドラグビー パシフィック・チャレンジ 2024」は、4月15日に第2節の試合がおこなわれ、U20(20歳以下)日本代表候補を中心とした若い選手で編成されているJAPAN XVはフィジー・ウォーリアーズと対戦し、試合終了間際の逆転トライで45-43と競り勝った。初戦ではマヌマ・サモアを圧倒しており、2連勝となった。
JAPAN XVは立ち上がりからスピーディーにつないで攻め上がるなど勢いがあり、3分、ゴール前でボールを動かしてFB矢崎由高(早稲田大)が抜け、先制した。
5分には矢崎が自陣から中央を突破して大きくゲインし、HO佐藤健次(早稲田大)につないで連続トライとなった。
その後、ハーフウェイでの相手ペナルティから速攻を仕掛けてFL亀井秋穂(明治大)のフィニッシュにつなげるなど、JAPAN XVは序盤をリードした。
守っては、フィジカル強い相手に対してダブルタックルで対抗するなどハードワークしたJAPAN XV。それでも、フィジー・ウォーリアーズに反撃され、徐々に点差を詰められたが、26分には自陣深くでがまん強くディフェンスしてボールを奪い返すと、矢崎が左外を抜け、キックしたボールを自ら追ってチェイスに競り勝ち、追加点となった。
33-19で折り返したJAPAN XVは、後半早々、ラインアウトからのドライビングモールでペナルティトライを獲得し、21点差をつけた。
だが、数分後にモールでやり返され、55分(後半15分)には敵陣深くのスクラムでターンオーバーしたものの、パスが乱れてカウンターされ連続失点。67分にもフィジー・ウォーリアーズにトライを許し、4点差に詰められた。
71分には、フィジーにイエローカードが出て数的有利となりながら、JAPAN XVはエラーと反則が続いて再びピンチとなり、ラインアウトからの相手攻撃にディフェンスを破られ、逆転された。
しかし、40-43で迎えた試合終了間際、JAPAN XVは相手がキックしたボールを確保し、逆にキック&チェイスでプレッシャーをかけてチャンスとなり、WTB増山将(筑波大)がトライを決めて逆転勝ちとなった。
全勝優勝を狙うJAPAN XVは、20日の最終戦でトンガAと対戦する。