セブンズ 2024.04.05

豪州の大物フーパーがついに7人制の舞台に初登場 デビュー戦から持ち味発揮

[ 編集部 ]
豪州の大物フーパーがついに7人制の舞台に初登場 デビュー戦から持ち味発揮
セブンズデビューしたマイケル・フーパー。盛り上がる香港で新たな刺激を受ける(撮影:松本かおり)


 今年7月のパリオリンピックを目指して7人制ラグビー(セブンズ)に挑戦しているオーストラリアのレジェンド、マイケル・フーパーが、ついに新たな舞台でデビューを果たした。15人制オーストラリア代表“ワラビーズ”のキャプテンとして歴代最多の69試合でけん引し、通算125キャップを誇る32歳のフーパーは、4月5日から始まったワールドセブンズシリーズ(HSBC SVNS 2024)第6ラウンドの香港大会に参加。男子プールA・初戦のフィジー戦で後半途中から出場し、デビューとなった。

 オーストラリアの背番号77をつけたフーパーは、12-0で迎えた後半5分にフィールドに入り、まずはFW最前列右でのスクラムが最初のプレーだった。数秒後には、しぶといタックルで相手に落球させる持ち味を披露。ボールキャリー後、ブレイクダウンで相手にターンオーバーを許すシーンもあったが、最後はフーパー得意のジャッカル成功で接戦勝利を締めくくり、仲間の祝福を受けていた。

 なお、2月のバンクーバー大会で一足先にセブンズデビューを果たしたもうひとりのビッグネーム、フランス代表のアントワンヌ・デュポンは、所属するトゥールーズの一員として今週末から欧州チャンピオンズカップのノックアウトステージに臨むため、香港セブンズは欠場。香港大会ではオーストラリアとフランスが一緒のプールに入っていたが、フーパー対デュポンの7人制での激突はお預けとなった。

最後はジャッカルでデビュー戦を締めくくったフーパー(77番)。仲間と勝利を喜んだ(撮影:松本かおり)

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