国内 2024.03.31
D3のブルーシャークスが昇格に王手。D2最多観客入った一戦はキューデンヴォルテクスが制す

D3のブルーシャークスが昇格に王手。D2最多観客入った一戦はキューデンヴォルテクスが制す

[ 編集部 ]
ホストを務めたレッドハリケーンズの裏方の努力もあり、観客9千人超となったヤンマースタジアム長居(C)JRLO

 同日、大阪のヤンマースタジアム長居では、ディビジョン2の最多入場記録を更新する9,171人の観客の前でレギュラーシーズン最終戦がおこなわれ、ビジターの九州電力キューデンヴォルテクスがホストチームのレッドハリケーンズ大阪を30-14で下し、順位決定戦へ向け弾みをつけた。

 拮抗したゲーム展開のなか、前半19分、3点ビハインドだったレッドハリケーンズが敵陣深くでペナルティキックを得ると、SO呉嶺太が相手の隙を逃さずタップから仕掛け、WTB山本貫太の逆転トライにつながった。

 しかし、キューデンヴォルテクスは30分、敵陣深くに入ってフェイズを重ね、アドバンテージを得ると、SOトム・テイラーが飛ばしパスを放り、キャッチしたWTB山田章仁が右隅にトライを決め、17-14と再逆転で折り返しとなった。

 そして後半、立ち上がりからゴール前で攻め続けたキューデンヴォルテクスは、レッドハリケーンズの粘り強いディフェンスに何度もトライを阻まれていたが、60分(後半20分)にWTB萩原蓮が約45メートルのペナルティゴール(PG)を決め、大きな3点を追加。その後、LOショーン・ロビンソンやキャプテンのNO8ウォーカーアレックス拓也などがブレイクダウンで奮闘して相手の反撃を封じると、76分にもPGでリードを広げ、最後はCTBフィル・バーリーのトライと萩原のコンバージョンで締めくくった。

 この両軍はディビジョン2の順位決定戦で再戦することが決まっており、日本製鉄釜石シーウェイブスとともに4~6位を争い、最下位(6位)になったチームは残留・降格がかかる入替戦に出場することになる。

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