三菱重工相模原ダイナボアーズが接戦制し5勝目 三重ホンダヒート奮闘するも連勝ならず
リーグワン・ディビジョン1に昇格後の初勝利を先週つかんだ三重ホンダヒートは、地元の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で3月24日、三菱重工相模原ダイナボアーズに挑み互角に渡り合ったが、26-31で惜敗し、連勝とはならなかった。
入替戦出場圏内の11位であるヒートはこれで1勝10敗。勝ったダイナボアーズはボーダーライン近くの9位だが、5勝6敗となり、勝敗数は6~8位チームと並んだ。
前半、連勝を狙ったホストチームのヒートがNO8ヘイデン・ベッドウェルカーティスのトライで先制し、SO呉洸太のペナルティゴール(PG)でも加点し8-7とリードした。
しかし、1点ビハインドのダイナボアーズはハーフタイム前、26分にも見せていた強力なドライビングモールはゴール前で止められたものの、すばやくショートサイドにボールを出してWTBタウモハパイ ホネティが左隅に押さえ、逆転した。
それでも、8-14で折り返したヒートは後半の入りがよく、PGで点差を詰め、51分(後半11分)にも敵陣深くに入ると、ラインアウトからモールで押し込み、再びリードを奪った。
58分にダイナボアーズが辛抱強く23フェイズ重ねてFL鶴谷昌隆がフィニッシャーとなり、またもゲームはひっくり返ったが、ヒートは食らいついて61分にも攻め込み、モールでゴールに迫り、CTBフレイザー・クワークのインゴールへのグラウンディングが認められ、23-21とした。
だが、シーソーゲームでダイナボアーズもやり返し、66分、アドバンテージを得てからの連続攻撃でNO8ジャクソン・ヘモポが抜け、タックルを振りきってトライを決め、再逆転となった。
その後、両チームともゴールキックでスコアを動かし、ダイナボアーズは終盤に危険なプレーをした選手にカードが出て1人少なくなったが、リードを守りきり、接戦を制した。