国内 2024.01.08

【全国高専大会】奈良高専と仙台高専名取が決勝へ

[ 編集部 ]
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【全国高専大会】奈良高専と仙台高専名取が決勝へ
仙台高専名取キャンパス(白ジャージー)は前半36分、FL渡邉大登がトライを挙げ、 久留米高専を24-0と突き放す
奈良高専(えんじジャージー)は前半20分、HO小泉心護(背番号2)がインゴールを陥れ、
津山高専を12-0と引き離す

 10校制の第54回全国高等専門学校ラグビー大会(通称:高専大会)は1月7日、兵庫県神戸市のユニバー記念競技場補助グラウンドで準決勝2試合があり、仙台高専名取キャンパス(東北第一代表)と奈良高専(近畿代表)がそれぞれ勝ち、決勝に進出した。

 仙台高専名取キャンパスは久留米高専(九州沖縄第一代表)を45-10(前半26-0)で退けた。獲得7トライ中、両FLの稲妻勇斗と渡邉大登がそれぞれ2トライを挙げるなど活躍を見せた。柴田尚都監督は「フィジカルの部分が大きかった」と勝因を語った。

 奈良高専は津山高専(中国・四国第一代表)に28-0(前半21-0)。強力モールを持つ相手に押される場面もあったが、展開力の違いを見せた。森弘暢監督は「接点で勝てた」と話し、完封での勝利を喜んでいた。

 決勝戦は同グラウンドで1月9日、正午キックオフで行われる。入場は無料。仙台高専名取キャンパスが勝てば宮城工専時代を含め2大会連続で大会最多の16回目、奈良高専が勝てば2大会ぶり6回目の優勝となる。

 ★小森田敏の決勝予想

 奈良高専が優位と見る。メンバーの半分以上が入学前にラグビーを経験しており、FWの強さ、BKの決定力もある。キックを絡めたSO喜多拳世のゲームメイクもいい。仙台高専名取キャンパスは、その奈良高専のアタックをどう止めるか。バチバチと体を当てて、守りから攻めの切り返しで勝負したい。

(=こもりた・さとし、大会総務委員、神戸市立高専ラグビー部監督、筑波大学大学院修士課程修了、元ラグビー高校日本代表総務)

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