ブラックラムズ東京が今季初勝利 花園近鉄ライナーズは開幕から4連敗
ラグビー国内最高峰のリーグワンは、1週間の休みをはさんで1月6日に再開し、東京・江東区夢の島競技場では、ディビジョン1で開幕から3連敗同士だったリコーブラックラムズ東京と花園近鉄ライナーズが対戦、41-14でブラックラムズが今季初勝利をつかんだ。
ライナーズは、オーストラリア代表としても経験豊富なクウェイド・クーパーが10番をつけて今季初登場となり、連敗脱出を目指したが、序盤から反則を繰り返し、そのクーパーにイエローカードが出て勢いに乗れなかった。
クーパーが退出となった直後、ブラックラムズはゴール前のスクラムで圧力をかけ、NO8ネイサン・ヒューズがインゴールに押さえ先制。さらに16分、グラウンド中央付近のスクラムからボールを動かすとバックスがディフェンダーをひきつけながら展開し、WTB西川大輔が右外を駆け上がりゴールへ走りきった。数的有利のブラックラムズは22分にも、日本代表のFLアマト・ファカタヴァが自陣から大きくゲインし、パスをもらったWTBネタニ・ヴァカヤリアがゴールに持ち込んだ。そして、この日がリーグワンデビューとなったルーキーSO中楠一期の安定したゴールキックも貴重な追加点となった。
一方、15人に戻ったライナーズは25分、ゲームキャプテンのSHウィル・ゲニアがハイボールで相手にプレッシャーをかけ、こぼれ球を確保し、つないでFL菅原貴人がトライゲッターとなった。
しかし、21-7で折り返したブラックラムズは後半早々にペナルティゴールでリードを広げると、62分(後半22分)にはモールで押し込み追加点。65分にはFBアイザック・ルーカスが鋭いランでディフェンスを破り、トライを決めた。
その後、ブラックラムズは相手に1トライを許したものの、試合終了間際にはゴール前のスクラムから展開してWTBヴァカヤリアがフィニッシャーとなり、ボーナスポイントも確実にした。