全国大学ラグビー選手権準々決勝 明治が筑波に快勝、4強入りで国立へ
創部100周年を迎えた記念のシーズンに日本一を目指す明治大学が、12月23日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれた「第60回全国大学ラグビー選手権大会」の準々決勝で同じ関東大学対抗戦Aグループの筑波大学と対戦し、45-7と快勝した。
明治は前半17分、ラインアウトを起点に敵陣22メートルライン内で攻め、CTB平翔太のブレイクでチャンスとなり、たたみかけてWTB海老澤琥珀がインゴールに持ち込み先制した。26分には海老澤がキックレシーブからのカウンターで左外を抜け、サポートのSH萩原周につなぎ、最後はFL森山雄太がフィニッシャーとなった。
対する筑波は32分、スクラムを起点にボールを回し、WTB増山将のゲインで敵陣深くに入ると、テンポよくリサイクルし、走り込んできたLO磯部俊太朗がタックルをなぎ倒しトライを決めた。
しかし、明治は攻守ともに規律よくペースを握り、36分にはラインアウトから近場を突いた攻撃でFL森山がディフェンスを破り、サポートのHO松下潤一郎がオフロードパスをもらってゴールへ力走し、17-7と点差を広げた。
後半の序盤、筑波が敵陣深くに入って12フェイズ重ねたが、明治はここでも辛抱強く守り、FL福田大晟がブレイクダウンでジャッカルに成功、ピンチを脱出した。
すると明治は62分(後半22分)、敵陣深くに入りアドバンテージを得て攻め続け、おとり役も機能してCTB平が抜け、追加点を挙げた。
さらに、67分にもFWを中心にフェイズを重ねてゴールに迫ると、BKの連係でSO伊藤耕太郎が切り込み、CTB秋濱悠太がフィニッシャーとなった。
勢いに乗った明治は70分にも自陣深くからテンポよく攻め上がり、SH萩原が抜けてゴールへ走りきった。
終了間際には敵陣深くでの相手ボールスクラムでプレッシャーをかけてチーム7トライ目が生まれ、大勝となった。