国内
2023.12.17
大学選手権3回戦で早大が法大を下す。準々決勝では関西王者・京産大と対戦へ
全国大学ラグビー選手権大会で最多16度の優勝を誇る早稲田大学は、2023年度は関東大学対抗戦Aグループで3位となって第60回の全国舞台は3回戦から臨み、12月17日に秩父宮ラグビー場で、6季ぶりの大学選手権出場となった法政大学(関東大学リーグ戦1部・3位)と対戦、54-12で制し準々決勝進出となった。
早稲田は前半だけで5トライを挙げ、主導権を握った。
8分にドライビングモールでゴールラインを割り先制すると、24分には14番をつけた1年生の矢崎由高が自陣からスピードに乗って軽快なフットワークで次々とディフェンダーを抜き去り、そのままゴールへ走りきって会場を沸かせた。矢崎は28分にも鋭く切り込んでディフェンスを破り、連続トライ。
早稲田は勢いづいて、31分にも連続攻撃でゴールに迫りSO久富連太郎がフィニッシュすると、34分にはスピーディーな攻めからCTB岡崎颯馬が抜けてゴールに持ち込んだ。
粘り強くディフェンスし、ブレイクダウンでも相手にプレッシャーをかけた早稲田は、59分(後半19分)にはCTB岡崎がLO池本大喜のブレイクスルーをアシストし、背番号5がゲインしてWTB福島秀法につなぎ、追加点を獲得。その後も2トライを追加し、大差をつけた。
一方、法政は65分に敵陣深くに入ってラインアウトからモールでゴールに迫り、HO佐野祐太が突っ込んで初得点を刻むと、77分にはWTB椎葉脩嗣がキックスキルも使ってトライを決めた。
だが、最後は早稲田がドライビングモールで8トライ目を挙げ、試合を締めくくった。
早稲田大の準々決勝の対戦相手は、関西王者の京都産業大。12月23日に大阪・ヨドコウ桜スタジアムで激突する。