関西学院大が福岡工業大に快勝、準々決勝で前王者・帝京大に挑戦へ。

　第60回全国大学ラグビー選手権大会は3回戦に入り、関東・関西の上位校が登場。関西大学Aリーグで3位となり4季ぶりの大学選手権出場となった関西学院大学は、大阪・ヨドコウ桜スタジアムで12月17日、2回戦から勝ち上がった九州王者の福岡工業大学と対戦し、48－14で快勝した。

　関西学院大は前半8分、SO齊藤綜馬が敵陣10メートルライン付近から抜けてそのままゴールへ走りきり先制すると、12分にはFW・BK一体となってテンポよく攻め込み、WTB中俊一朗が左外でタックルをかわしフィニッシャーとなった。14分にはNO8田中大瑚とLO小林典大の力走で大きくゲインして敵陣深くに入り、最後はWTB山本快が右から鋭く内に切り込みインゴールへ抜けた。関西学院大の勢いは止まらず、23分にはラインアウトからモールで押し込み得点。27分にはCTB松本壮馬がインターセプトから駆け上がってタックルをかわし、トライゲッターとなった。

　関西学院大は31－0で折り返すと、後半もドライビングモールなどで3トライを追加。

　一方、関西学院大の堅い守りをなかなか崩せず大差をつけられた福岡工業大は、56分（後半16分）にゴールに迫ってFWがピック＆ゴーで挑み、PR沖本翔一がインゴールにねじ込みようやく得点すると、80分にも攻め込んでSH松本新大がチーム2つ目のトライを決め、全国舞台での挑戦を終えた。

　勝った関西学院大は準々決勝進出となり、12月23日に東京・秩父宮ラグビー場でディフェンディングチャンピオンの帝京大に挑む。