国内
2023.12.04
秋田合同チームが東日本中学校大会でV! パス、ランも見せ茗溪、KGU六浦を破る。
「今年やったことだけでなく、これまでやってきたことを発揮してくれたと思う。合同チームだけに、みんなが力を合わせて戦ってくれたことがうれしい」(秋田・安藤陽 部長)
12月3日、江戸川区臨海球技場(東京都)で第43回東日本中学校大会の決勝がおこなわれた。3校合同チームである男鹿東、男鹿南、天王南中(秋田県=以下 秋田県合同)が、関東学院六浦中(神奈川県=以下 六浦)を17-10で破って初優勝を遂げた。同日の3位決定戦では、茗溪学園(茨城県)が45-7で明大中野中(東京都)を破った。
雪に覆われる季節にも、ボールを動かし走るラグビーを諦めずに追求してきた。
「3校合わせて33人の選手が、一つのラグビーをしてくれました」
秋田県合同の佐藤琢眞監督が、優勝を決めた選手たちの姿に感極まる。
秋田県合同は、前日の12月2日の準決勝で茗溪学園を破って決勝へ。互いに決勝に初めての決勝となった六浦と激突し、前半に奪った2トライ2ゴールと一つのPGを守って初優勝を決めた。後半は、加速する六浦に10分にトライを許し秋田17-10六浦と7点差に迫られるが(20分ハーフ)、ここから相手のアタックを凌ぎ、一時は攻勢に転じて勝ち切った。
秋田県合同は秋田市の東、男鹿半島の2校と潟上市の天王南中が合同するチームで、複数年、コンビネーションを培ってきた。中学生年代のラグビー、今後の競技の潮流を考えたプレースタイルに臆せずチャレンジ。この日も、CTBコンビの佐々木智賢、安藤晴琉を筆頭に、確かなキャッチングをベースにしたボールの動きを披露した。「走るのが好き」と言わんばかりの全員のラン、そして東北チームらしい体格の大きな選手たちも目を引いた。
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