女子
2023.10.22
女子日本代表が「WXV」初勝利 2戦目で女子サモア代表を下す
南アフリカに遠征し、新たな女子ラグビー国際大会のセカンドグループ「WXV2」に参戦している女子日本代表(女子世界ランキング11位)は、10月21日にケープタウン郊外のアスロン・スタジアムでおこなわれた2戦目で女子サモア代表(同15位)と対戦し、32-10で今大会初勝利を挙げた。
体重118キロのパワフルな相手プロップに最初のトライを許した日本だが、その後はディフェンスで前に出て体格が大きい相手を勢いづかせなかった。
そして、3-10で迎えた前半27分、キャプテンのFL長田いろはが好走でディフェンスを破ってインゴール中央に持ち込み、コンバージョンも成功で同点。37分にはSO大塚朱紗のペナルティゴールが決まって13-10で折り返した。
逆転した日本は46分(後半6分)、連続攻撃でゴールに迫り、FL向來桜子がフィニッシュ。相手にイエローカードが2枚出て数的有利だった64分には、カウンターでCTB弘津悠がトライゲッターとなり、リードを広げた。そして、終盤の70分にはスクラムからの展開でSO大塚が切り込み、オフロードパスをもらったCTB安藤菜緒がゴールへ走りきり、勝利を引き寄せた。
プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたSH阿部恵は、「ディフェンスでは、全員がテイクスペースを意識して大きい相手に対してプレッシャーをかけられました。アタックでは、スペースにうまくボールを運びスコアまでつなげることができました。相手の足が止まってくる時間帯にも自分たちはボールを動かし続け、モメンタムが生まれたときのテンポを意識していました」と試合を振り返った。
女子日本代表は27日の最終戦で女子スコットランド代表と対戦する。