国内 2023.09.17

【関西大学リーグ】3連覇狙う京産大が白星発進。立命館が同志社下す。

[ 編集部 ]
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【関西大学リーグ】3連覇狙う京産大が白星発進。立命館が同志社下す。
右PRに転向した京産大のヴェア・タモエフォラウ(撮影:早浪章弘)
開幕10番を勝ち取った天理大SO筒口允之(撮影:早浪章弘)
ルーキーで先発してPOMに選出された立命館大WTB三浦遼太郎(撮影:牛島寿人)

 2023 ムロオ 関西大学ラグビーAリーグは9月17日、東大阪市花園ラグビー場で全8校が集結して開幕し、チーム初のリーグ戦3連覇を狙う京産大、3年ぶりの優勝を目指す天理大、関西学大、立命大がそれぞれ白星を挙げた。

 京産大は関西大に38-17(前半26-17)。前半は開幕の固さもあって、パスミスなどが出て、昨年、最下位8位の関西大に9点差と苦しんだ。しかし、後半は看板のスクラムやモールが機能。関西大を押し込んだ。

 京産大の廣瀬佳司監督は試合を振り返る。
「開幕ゲームは難しい。それでも、6トライを獲ってくれ、後半は完封してくれたから、安心した」

 京産大苦戦の一因は主将で学生屈指のハード・タックラーである三木皓正(こうせい)が欠場したことだ。廣瀬監督は理由を説明した。

「コンディショニングの関係」

 記者団から、次は出場できるのか?の問いには、「はい」と答えた。

 天理大は摂南大に59-41(前半33-22)とした。タテ突破の中心であるNO8パトリック・ヴァカタが前半3分の先制を含め2トライを挙げたが、パスミスやノックオンが散見された。

 天理大の小松節夫監督は憮然とした表情。
「開幕ゲームは緊張でいいパフォーマンスができないことが多いが、今日もそんな感じ」

 33-17の前半35分、摂南大WTBの木田匡哉にインターセプトからトライを許すなど、締まった時間帯は少なかった。

 関西学大は近大に34-24(前半17-10)、立命大は同大に35-7(前半21-0)とそれぞれ勝利を収めた。1点のボーナスポイントを含め、最大の勝ち点5を挙げたのが京産大と立命大。このボーナスポイントは3トライ差以上で勝ったチームに与えられる。天理大と関西学大は勝利の勝ち点4のみだった。

 リーグ戦の第2節は9月24日、静岡のエコパで京産大×摂南大、関西学大×立命大、滋賀の皇子山では天理大×関西大、同大×近大がそれぞれ行われる。

アグレッシブに動き続けた関西学院大FB武藤航生(撮影:牛島寿人)
劣勢のなかで気を吐いた同志社大CTB岡野喬吾(撮影:牛島寿人)

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