ワールドカップ 2023.08.15

イングランドの9番有力だったヴァン・ポートヴリートがW杯欠場。本番直前に負傷、手術へ。

[ 編集部 ]
イングランドの9番有力だったヴァン・ポートヴリートがW杯欠場。本番直前に負傷、手術へ。
8月12日のウェールズ戦前半に右の足首を痛め交替したジャック・ヴァン・ポートヴリート(Photo: Getty Images)


 ラグビーワールドカップ2023のプールDで日本代表などと対戦するイングランド代表の9番をつける可能性があったエキサイティングなスクラムハーフ(SH)、ジャック・ヴァン・ポートヴリートが、8月12日のウェールズ代表戦で足首を負傷し、離脱することが明らかになった。

 イングランドラグビー協会によれば、22歳のヴァン・ポートヴリートは手術が必要で、ワールドカップには出場できないことになり、代表5キャップを持つ26歳のSHアレックス・ミッチェル(ノーサンプトン・セインツ)が追加招集された。

 今年のシックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)全試合で先発するなど、成長著しい元U20代表キャプテンのヴァン・ポートヴリートを欠くのはイングランド代表にとって大きな痛手。ワールドカップスコッドのSHには、ほかに、経験豊富な123キャプ保持者のベン・ヤングスと88キャップのダニー・ケアがいる。

 20年ぶりのワールドカップ優勝を目指し、プールステージではアルゼンチン代表や日本代表などと戦うイングランド代表にとって、心配事はもうひとつあり、キャプテンのSO/CTBオーウェン・ファレルが12日のウェールズ戦で危険なタックルをしてレッドカードを受けており、数試合の出場停止処分を科される可能性がある。本番前に予定している残り2試合で消化できないほど重い処分となれば、初戦のアルゼンチン戦(9月9日)には出られず、次の日本戦(9月17日)にも影響するかもしれない。

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