マンスターが12季ぶりに王座奪還！　URC決勝で前王者のストーマーズに逆転勝ち

　アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリア、そして南アフリカのプロクラブが競う「ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ」（URC）は、南アフリカのケープタウン・DHLスタジアムで現地時間5月27日に2022-23シーズンのプレーオフ決勝がおこなわれ、マンスター（アイルランド）がディフェンディングチャンピオンのストーマーズ（南アフリカ）に19－14で逆転勝ちし、栄冠に輝いた。

　レギュラーシーズン5位だったマンスターは、8強によるプレーオフの準決勝では同1位のレンスター（アイルランド）に競り勝ち、ファイナル進出。最後は3位通過のストーマーズを倒し、前身のリーグから数えて12季ぶり4度目の優勝となった。

　決勝は、序盤にストーマーズのSOマニー・リボックがインターセプトから独走で先制したものの、マンスターは前半9分、ラインアウトからモールで押し込み、相手のペースにはさせなかった。
　そして、5－7で迎えた28分、SOジャック・クロウリーのクロスキックからWTBカルヴィン・ナッシュがインゴールに持ち込み、逆転。
　その後、ゲームをひっくり返されたが、マンスターは2点ビハインドで迎えた後半34分、敵陣深くに入ってテンポよくボールを動かし、仲間との連係でパスをもらったFLジョン・ホドネットがタックルを破って逆転トライを決め、最後はストーマーズの攻撃に耐え、歓喜となった。