国内 2023.05.23

優勝スピアーズの司令塔と重量FWの核が、契約を2年延長! 「受賞はチームのエフォート、アリガトウ!」

[ 編集部 ]
優勝スピアーズの司令塔と重量FWの核が、契約を2年延長! 「受賞はチームのエフォート、アリガトウ!」
決勝後、優勝トロフィーを手にするフォーリー。FBゲラード・ファンデンヒーファーと(撮影:髙塩 隆)

「チームとはさらに2年の契約をしました」

 リーグワン決勝(5月20日)の試合後、優勝したばかりのクボタスピアーズ船橋・東京ベイのSOバーナード・フォーリーは、すでに次のシーズン以降のプレー拠点をスピアーズに据える発言を残していた。

 5月22日のリーグワンアワード(年間表彰)。チームは同日公式ツイッターで、HOマルコム・マークス、SOバーナード・フォーリーとの契約延長(2025年5月末まで)を発表した。

 二人はいずれも5月20日の決勝に先発していた。初決勝、初優勝を成し遂げたスピアーズの中軸が、次は連覇を狙うチームで引き続きプレーすることに。フォーリーとマークスは、今年フランスで開かれるラグビーワールドカップでもそれぞれ、オーストラリア代表、南アフリカ代表入りが期待される。

 なお同じく決勝で先発した元NZCTBライアン・クロッティは、すでに今季限りでの退団がリリースされている。クロッティはローカルクラブなどでのプレーも検討しているという。

 契約延長を決めた一人、フォーリーは「ナード」の愛称で親しまれ、選手はもちろん、コーチ、スタッフとも強い連携を築いている。ケガなどでプレーできない週もコーチング・グループに働きかけ、常に積極的にチームとの関わりを持つ。リーグワンアワードでは、ベスト15とトップスコアラー(173得点/15試合出場/43G、29PG)で表彰されている。

 表彰式の壇上では通訳を待たずに発言、「受賞できたのはチームのおかげです。ありがとう!」と穏やかな笑顔を見せていた。英語、日本語を交じえて直接話す姿が印象的だった。

マルコム・マークスはセットプレーの中核を務め、モールでは周囲をコントロール。フィールドでの突破も強烈だ(撮影:髙塩 隆)

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