三重ホンダヒートをD1昇格に導いた上田泰平HCが退任 元日本代表の森川海斗らも退団
リーグワンで来季ディビジョン1への昇格を決めた三重ホンダヒートだが、アシスタントコーチを5シーズン務め2021年度からトップに立って指揮を執ってきた上田泰平ヘッドコーチが、退任することが5月19日に発表された。
選手では、12シーズン在籍したCTB/WTB森川海斗ら6人の退団が決定。
元日本代表でもある34歳の森川は、「ついに、この時がきたのかと少しずつ実感しています。12シーズンこのチームでラグビーができたのは、自分の力だけでなく僕をサポートしてくれる人がいて成り立っていたからだと思います。まずは全てのサポーターに感謝です。いろいろな感情がある、その感情をグラウンドで表現できるラグビーが僕は大好きで、ラグビーはスポーツ競技というか僕の中では一つの生き方になりました。これからも自分らしさを忘れずに、三重ホンダヒートに負けない活躍をしたいと思います」とコメントした。
9シーズン在籍したFL/LO川崎大翔(31歳)は引退することを決めた。
「三重ホンダヒートでプレーした9年間で、チームの昇格や仲間の引退、たくさんのファンの皆様の応援など、本当にたくさんの経験をすることができました。その経験の中で皆様にお伝えしたいことは、三重ホンダヒートを支えていただいたファンの皆様への感謝です。いつも皆さんの心のこもった応援に後押しされていました。引退後も、三重ホンダヒートでの経験を活かして次のステージでも挑戦していきます。大好きなチームを離れるのはとても寂しいですが、皆様と同じ目線でホンダヒートを応援できることにとてもワクワクしています。9年間大変お世話になりました。本当にありがとうございました」
そして、8シーズン在籍したユーティリティBKの半井優太(30歳)もヒートを去る。
「8年間ありがとうございました。チームが良い時も悪い時も熱い声援を送り続けていただいたファンの皆様にはとても感謝しています。これからは三重ホンダヒートファンの一員としてチームを応援していきたいと思います」
元U20香港代表でもあるHO西澤将太(26歳)も2シーズン過ごしたヒートを退団することが決定。
「三重ホンダヒートで素晴らしい時間を過ごすことができました。数年でしたが、ここでプレーすることができ、本当に楽しかったです。ファンの皆様の応援に感謝いたします。ありがとうございました」
さらに、リーダーのひとりでもあったアイルランド出身のFL/LOパディー・バトラー(32歳)と、入替戦2試合で10番を務めたニュージーランド出身のSO/FBケイレブ・トラスク(24歳)もヒートに別れを告げた。
2シーズン在籍したバトラーは、「チームを去ることはとても残念ですが、D1昇格という目標達成に貢献できたことを嬉しく思います。心に残る楽しい思い出を作ることができました。ありがとう!」とコメントし、1シーズンで去ることになったトラスクは、「私は日本でラグビーをする時間を心から楽しみ、新しい仲間と一生に残る思い出を作ることができました。三重ホンダヒートのファンの皆さま、たくさんのサポート、本当にありがとうございました!」と感謝を述べた。