ブラックラムズのHO森雄基、PR柴田和宏、PR辻井健太が引退。CTB牧田旦も退団。
リコーブラックラムズ東京は5月9日、2022-2023シーズンをもって退団することが決まった選手およびスタッフを発表し、長年フロントローで活躍した3人、HO森雄基(37歳)、PR柴田和宏(36歳)、PR辻井健太(33歳)は引退することが明らかになった。そして、9季在籍したCTB牧田旦(31歳)と2季在籍した元U20イングランド代表のFBハリー・マリンダー(26歳)は退団する。
15季在籍した森は、「皆様のおかげでブラックラムズ東京で15年間もプレーができました。サポートや応援、本当にありがとうございました。特に小学生の時から28年間サポートしてくれた両親や家族には心から感謝しています。足腰を痛めながらでも関西(故郷)で試合がある時には必ず応援に来てくれたじいちゃんばあちゃん。公式戦100CAPを達成した時に、まるで自分が達成したかのようにはしゃぎまくる両親。その姿を見て、少しは恩返しできたかなと感じました」とコメント。そして、同じポジションで主将も務めた先輩の滝澤佳之さん(2017年引退)を目標に長く現役を続けられたと感謝し、後半のフッカーたちには「セットプレーで中心となり、どんどんチームを引っ張ってトップ4、そして優勝してください」とエールを送った。今後は社業に戻り、コーチングも勉強していきたいという。
ジュニア・ジャパンに選出されたことがあり、ブラックラムズには14季在籍した柴田は、「14年という長い間、支えてくださった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、どんな時も変わらず応援してくださった私設応援団をはじめとするサポーターの皆さま、本当にありがとうございました。皆さまの声援に何度も救われ、いつも背中を押していただきました。ブラックラムズ東京のファンは日本一だと確信しています」と感謝を述べた。
11季在籍した辻井も、退団して社業に専念することを決断。「2012年に入団して今日までたくさんの人たちに支えていただきプレーすることができました。11年間を振り返ると、厳しい練習をみんなで乗り越えたこと、ロッカーで何気ない会話をしていたこと、パナソニック、東芝、神戸製鋼等のトップチームに勝利してラムズファミリー全員で喜びを分かちあえたことが印象に残っています。嬉しかったことや悔しかったこと、いろいろな経験をできたことが選手、人としての成長につながりました。このチームで学んできたことを活かして次のステージでも活躍できるように頑張ります。最後になりますが、11年間本当にありがとうございました」
そして、副将を務めたこともあった牧田は、「このチームを離れることは寂しいですが、10年間ひとつのチームでラグビーを続けられたことはとても幸せでした。そして、素晴らしい環境の中、今まで苦楽を一緒に過ごしてきたチームメイト、お世話になったコーチ、メディカル、S&C、チーム関係者のみんなにも言葉では表せないくらい感謝しています。これからはブラックラムズファミリーの一員として皆様と共にチームを応援していきたいと思います。ブラックラムズ東京の活躍と選手たちの旅が順風満帆に進むことを心から祈っています。10年間本当にありがとうございました」とコメントした。