国内 2023.05.06

釜石シーウェイブス19点差追いつき、クリタウォーターガッシュ昭島との入替戦初戦はドロー。

[ 編集部 ]
釜石シーウェイブス19点差追いつき、クリタウォーターガッシュ昭島との入替戦初戦はドロー。
激しいぶつかり合いとなった釜石シーウェイブス(赤)とクリタウォーターガッシュ昭島 (C)JRLO


 5月6日に岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムでおこなわれたリーグワン D2/D3入替戦(2試合制)の第1戦は、引き分けに終わった。釜石シーウェイブスRFC(ディビジョン2・4位)とクリタウォーターガッシュ昭島(ディビジョン3・3位)が対戦し、ホストチームのシーウェイブスが終盤の約15分間で19点差を追いつき、25-25でドローとなった。

 前半、主導権を握ったのはウォーターガッシュだった。
 序盤にペナルティゴール(PG)で先制すると、13分にはスクラムでアドバンテージを得たあと自陣深くから攻め、SOアンドリュー・ディーガンのディフェンス裏へのキックに反応したFB江本洸志がボールを確保してゴールへ走りきった。
 その後、相手にPGを許したが、26分にも敵陣深くに入るとアドバンテージをもらってワイドにボールを回し、WTB杉森健太郎がディフェンダーをかわしてトライ。34分にはスクラムでPGチャンスをつかんでディーガンが決め、18-3とリードを広げた。

 後半早々、相手に3点を与えたウォーターガッシュだが、セットピースが安定していてゲームを優勢に進め、48分(後半8分)にもゴールに迫ると、NO8テビタ・オトがパワープレーでトライを獲りきり、点差は19点に広がった。

 しかし、59分、危険なプレーをしたウォーターガッシュの選手がシンビン(10分間の退出)となり、数的有利となったシーウェイブスが反撃に出る。66分、FBキャメロン・ベイリーがタックルを振りきって自陣10メートルライン手前から抜け、そのままゴールへ走りきり得点。流れを変えたシーウェイブスは73分にもチャンスを作り、ラインアウトでサインプレーを決め、LOベンジャミン・ニーニーから戻しパスをもらったHO隈本浩太がインゴール左隅に飛び込み、7点差となった。

 そして試合終了間際、またもウォーターガッシュにイエローカードが出て、数的有利となったシーウェイブスがゴール前で猛攻を繰り返し、NO8サム・ヘンウッドがインゴールに突っ込んでトライを獲得。コンバージョンをSO落和史が確実に決め、25-25でノーサイドとなった。

 決着をつける第2戦は13日、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場でおこなわれる。

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