その他 2023.04.30

タメになる時間をプレゼント。『岸岡智樹のオンライン部活』(参加無料)は5月10日の19時から

[ 編集部 ]
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タメになる時間をプレゼント。『岸岡智樹のオンライン部活』(参加無料)は5月10日の19時から
中央が岸岡智樹選手。左はオンライン部活ではMCを務める石川安彦氏。右は山羽教文氏。(撮影/松本かおり)



 多くの若者たちに知ってほしいから参加は無料。タメになる時間をともにしよう。
『岸岡智樹のオンライン部活』が5月10日(水)、19時〜20時30分に開催される。

 クボタスピアーズ船橋・東京ベイで期待される司令塔の経験、知識に触れられるチャンスだ。
 映像を活用した動作解析(パフォーマンス分析)から部活における悩み相談まで、岸岡選手が幅広く受け止める。
 岸岡選手といえば、2021年から全国のあちこちで、自身が教えるラグビー教室を開催していることで知られている。
 過去2年で訪ねた場所は14道府県。2023年も13道県での開催を予定している。

 活動は、岸岡選手自身がラグビーの指導やコーチングの地域格差に気づいたことが原点だ。
 大阪の枚方ラグビースクールで楕円球を追い始め、蹉?中、 東海大仰星高校、早大とプレーを継続し、スピアーズに加わった。
 多くの指導者に導かれ、トッププレーヤーへの階段を昇っていった。

 自身が恵まれた環境を歩み続けていたと知ったのは大学時代のことだった。
 同期のチームメートと話した。その友人は、花園予選をやっと勝ち抜いて聖地に辿り着いたと思ったら、晴れの舞台で大敗を喫したそうだ。
 それを聞いて、いろいろ感じた。考えた。

「気づいていなかったけど、自分はたまたまラグビーの盛んな地域でプレーをして、コーチの指導を受けてきた。それは当たり前のことではなく、望んでいても、その願いが叶わない人たちが多いのだと分かったんです」

 その地域格差を是正したい。ラグビーの楽しさを伝えたい。その先には、日本ラグビーの発展もあるだろう。
 ラグビーへの新たな関わり方は、自分自身のためにもなると考え、スピアーズの活動のない時期に各地に出かけた。

 今回のオンライン部活は、その活動を、より活発化するための新しいアプローチだ。
 自身が各地へ足を運ぶとなると、活動時期の制限もあれば、参加者も限られる。オンライン実施が実現すれば、それらの壁はなくなる。

 3月31日(金)に実施された第1回のオンライン部活では、進行役・石川安彦さんの軽快なトークもあり、参加者からいろんな質問が出た。

 岸岡選手が強調したのは、意図を持ってプレーすることだ。なんとなく動いたり、判断していては、再現性もなければ、反省もできないからだ。

 そして参加者を惹きつけたのが、探究型動作解析アプリ「Pre-Post(プレポス)」を使った、チーム戦術、個人パフォーマンスについての指導だ。
 オンラインならでは、の利点だった。

 オンライン部活は、岸岡選手の活動に賛同する『株式会社 STEAM Sports Laboratory』がシステム面でサポートしている。
 同社の代表取締役社長を務める山羽教文氏は早大ラグビー部出身で、主将(1994年度)、FLとして活躍した人だ。教育やコーチングの分野に造詣が深い。

 山羽氏は、時代に合わせて部活の形や指導法も変わっていくのが当然で、子どもたちも、それを求めていると話す。
 中学部活の地域移行が実施される。世の中の価値観の変化によるものだ。

「それなのに、部活動における指導が旧態依然のままでいいはずがない。活動の形態も同じです」
 少子化もある。一人ひとりの多様化も進んでいる。学校単位での活動は難しくても、オンラインを使えば、学校、地域の枠を越えて繋がることができるのだ。良質なものを共有できる時代。
 志のある指導者と若者たちをマッチングさせたいと山羽氏は考え、岸岡選手をサポートする。

 ぜひ、オンライン部活に一度参加してみて。
 新たな学びがあることを約束します。

◆岸岡智樹のオンライン部活 参加フォームはこちらから。

◆『STEAM RUGBY Academy』も好評開催中。
 オンライン部活のMCを務める石川安彦氏は、元早大ラグビー部主将(1997年度)。長い指導経験もあり、子どもたちに「やっさん」と親しまれている人だ。
 同コーチの『STEAM RUGBY Academy 2023』も好評開催中。こちらも、是非。

「やっさん」は、兄貴風の接し方。(撮影/松本かおり)


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