【リーグワン最終節】 4強入りの横浜Eは神戸Sに勝利、トヨタは静岡BRを下し6位。
同日、静岡県のヤマハスタジアムでは6位を争う東海ダービーがおこなわれ、トヨタヴェルブリッツが37-27で静岡ブルーレヴズに競り勝った。
ヴェルブリッツは前半14分にモールドライブでゴールに近づき、フェイズを重ねてCTBロブ・トンプソンが先取点を挙げた。21分にもゴールに迫り、イングランド代表としてワールドカップ2大会出場経験のある重量級LOのジョー・ローンチブリーが突っ込みトライゲッターとなった。
その後、イエローカードをもらって数的不利の時間帯に失点したヴェルブリッツだが、32分、キックが相手に当たってルーズボールをWTBヴィリアメ・ツイドラキが確保し、サポートしたCTBトンプソンがゴールへ疾走、タックルされながらもインゴール右隅にトライを決めた。21-5となる。
一方、地元ファンの前で今季ラストゲームを勝って締めくくりたいブルーレヴズは、38分、この日優勢だったスクラムからの攻撃でSO家村健太がトライを決め、後半早々にはペナルティゴールで加点し、6点差に詰めた。
だが、ヴェルブリッツは48分(後半8分)、自陣深くのブレイクダウンでHO彦坂圭克が絡み相手の反則を引き出すと、SH福田健太がすぐに仕掛けてロングキック&チェイスで相手にプレッシャーをかけ、サポートしたWTB高橋汰地がトライゲッターとなった。
粘るブルーレヴズは51分、FBキーガン・ファリアのカウンターから攻め込んでWTBマロ・ツイタマがフィニッシャーとなり、57分にはゴール前のスクラムで圧力かけて相手の反則を引き出すと、SHブリン・ホールのクイックタップからCTBヴィリアミ・タヒトゥアがインゴールに持ち込み、1点差に詰めた。
しかし、ヴェルブリッツは終盤、FBティアーン・ファルコンがハーフウェイ付近からポストを狙って3本連続でロングショットを決め、貴重な追加点となり、接戦を制した。
トヨタヴェルブリッツは8勝8敗で今季の戦いを終え、6位。静岡ブルーレヴズは5勝2分9敗で8位に終わった。
また、この日はディビジョン3でも最終節の2試合がおこなわれ、福岡県のグローバルアリーナでは九州電力キューデンヴォルテクスがマツダスカイアクティブズ広島に40-7と快勝。神奈川・荻野運動公園陸上競技場ではクリタウォーターガッシュ昭島が中国電力レッドレグリオンズを62-34で下している。
九州電力キューデンヴォルテクスは9勝3敗で終え、2位。昇格を目指す入替戦では、清水建設江東ブルーシャークス(ディビジョン2・5位)と対戦する。
3位に入ったクリタウォーターガッシュ昭島は5勝7敗で今季ディビジョン3の戦いを終了。入替戦では釜石シーウェイブス(ディビジョン2・4位)に挑む。
マツダスカイアクティブズ広島は3勝9敗で4位。中国電力レッドレグリオンズは5位(最下位)で、2勝10敗に終わった。