日野レッドドルフィンズがチーム活動再開の意思示す。退団選手・スタッフの発表も
無期限活動停止中だったリーグワン、ディビジョン2の日野レッドドルフィンズが「今後の活動について」発表した(3月31日)。
昨秋のキャンプ時、同チームは飲食店でトラブルを起こした。事態は示談により収拾するも、リーグへの報告などを怠る。
一部メディアの報道により事態が明るみになった後、チームは無期限活動停止を決定。日本ラグビー協会は3月中旬、同チームをけん責処分としていた。
今後の活動について同チームは、「これまで無期限活動停止中でしたが、まずはチームに対するガバナンス強化、および選手・スタッフの意識改革をしっかりと進めたうえで、23年4月以降、社会奉仕活動などからチームとしての活動を順次再開してまいります。その後の活動につきましては、周りの方々のご意見を踏まえて進めてまいります」と発表した。
同日、2022年度限りでチームを離れる退団選手・スタッフの発表もあった。
チームが出した『今後の活動について』のリリースには、「本件を理由とした、プロ選手の契約解除や不更新、社員等の解雇はありません」とある。
退団する選手、スタッフは、自らの意思でチームを離れるのか。状況から判断すれば、一連の件と無関係の人事ではないだろう。レッドドルフィンズを支えてきた者たちへの感謝も伝わらない。
再出発は、本当の意味でチームになることから始めなければならない。
■退団選手
PR久富雄一(2017-2023)
HO木津武士(2018-2023)
PRデイヤン・ファンダーウエストハイゼン(2020-2023)
LO廣田耀規(2021-2023)
NO8パーカー アッシュ(2018-2023)
CTBトンガ モセセ(2016-2023)
CTB TJ・ファイア(2021-2023)
WTBジョセファ・リリダム (2021-2023)
WTB竹中 祥(2020-2023)
WTBチャンス・ペニー(2019-2023)
■退団スタッフ
箕内拓郎(ヘッドコーチ/2017-2023 ※2017-2019はFWコーチ)
キーナン・グラント(アドバイザー・アタックコーチ/2022-2023)
田村義和(スクラムコーチ/2022-2023)
芦澤孝之(ハイパフォーマンスディレクター/2015-2023)
佐藤雅広(S&Cコーチ/2019-2023)
菅原 亘(S&Cコーチ/2022-2023)
佐々木貴大(S&Cコーチ/ 2022-2023)
宮尾正彦(ヘッドアナリスト/2020-2023)
加藤修平(アナリスト/2022-2023)
岩本征二(チームマネージャー/2021-2023)
山田和弘(通訳・外国人サポート/2022-2023)
山内 遼(通訳・外国人サポート/2020-2023)
下村大樹(レフリー/2018-2023)
堀井弘太郎(管理栄養士/2021-2023)
石黒正高(チーフメディカルトレーナー/2017-2023)
江口亮大(メディカルトレーナー/2016-2023)
山口裕之(メディカルトレーナー/2022-2023)
安保 優(事業マネージャー/2018-2023)
白樫遼也(アカデミー事務局/2021-2023)