W杯を最後に。スコットランド代表FBスチュアート・ホッグが引退を表明
今年のシックスネーションズの第4節、アイルランド戦でスコットランド代表100キャップに到達した。
エキサイティングなFBとして活躍してきたスチュアート・ホッグが、今秋のワールドカップ(以下、W杯)後に引退する。
3月27日、自身のSNSで「W杯を最後に私のプロフェッショナルラグビーの旅は終わり、現役を退くことになります」と表明した。
今年6月、31歳になる。W杯後は日本でプレーするのではないか、と見る人もいた。
「大会後は新しいキャリアが待っています。私は、ゲームでプレーするのと同じように、このキャリアに挑戦します」としている。
ホッグはスコットランドのホーウィック出身。グラスゴー・ウォリアーズで頭角を現わし、2012年のシックスネーションズで初キャップを獲得した。
テストマッチ通算27トライは、同代表の最多記録だ。
2015年、2019年と2度のW杯に出場し、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのメンバーに3回選出された(2013年、2017年、2021年)。
そのライオンズツアーでは、2021年の南アフリカシリーズで2試合に出場している。
現在は英・プレミアシップのエクセター・チーフスでプレーするホッグは、シーズンを戦い抜いた後、W杯で最高の結果をつかむことにチャレンジすると決意表明している。
「体がこれ以上長く、自分の設定した基準を達成できるとは思えない。また、最良の状況のまま試合を戦いたいといつも思ってきた」と引退の理由を伝えた名FBは、人生を楽しんできた。
家族への感謝の気持ちを述べるとともに、このスポーツへの愛も言葉にした。
「ラグビーのお陰で、素晴らしい人たちと出会い、生涯の友を作れた。世界中を旅し、信じられないような経験をすることもできた。それを一生大切にしていきたい」
最後に積み重ねるキャリアも、きっと輝かしいものとなる。
すべてのプレーを記憶に刻んでおこう。