国内 2023.03.26

入替戦回避を目指す戦いも熱い。ブルーレヴズがダイナボアーズに競り勝ち7位に浮上。

[ 編集部 ]
入替戦回避を目指す戦いも熱い。ブルーレヴズがダイナボアーズに競り勝ち7位に浮上。
後半に2トライを決めて静岡ブルーレヴズの勝利に貢献した33歳のベテランWTB伊東力(C)JRLO


 入替戦回避を目指す静岡ブルーレヴズ(前節終了時:9位)とボーダーライン下の三菱重工相模原ダイナボアーズ(同10位)が、3月26日に静岡県のIAIスタジアム日本平で激突し、ブルーレヴズが30-20で競り勝った。他チームの結果により、ブルーレヴズは7位に浮上している。

 開始早々、相手にペナルティゴール(PG)を許し、4分には危険なプレーをした選手にイエローカードが出るなど、立ち上がりは良くなかったブルーレヴズだが、粘り強いディフェンスでピンチをしのぎ、9分、自陣のラインアウトからモールを組んだあとSHブリン・ホールがショートサイドを突き、FBサム・グリーンがゲインしたあと9番が再びボールを手にしてゴールへ走りきり、最初のトライを挙げた。

 一方、ダイナボアーズは29分に危険なプレーをした選手がレッドカードで一発退場となり、苦しくなった。

 それでも、ダイナボアーズは4点ビハインドで迎えたハーフタイム前、敵陣深くで猛攻を繰り返し、相手に妨害行為があったためペナルティトライを獲得。逆転して折り返しとなった。

 しかし、シンビンで10分間退出していた選手が戻り再び数的有利となったブルーレヴズは、52分(後半12分)にWTB伊東力のトライでリードを奪う。61分にダイナボアーズが再びゲームをひっくり返したが、5点を追うブルーレヴズは71分、敵陣深くに入ってフェイズを重ね、伊東が右外を抜けてインゴールに持ち込み、20-20の同点に追いついた。

 そして終盤、ダイナボアーズに反則があり、ブルーレヴズはCTBクリントン・スワートのPG成功で勝ち越す。さらに、試合終了間際にはWTBキーガン・ファリアがキックの蹴り合いに勝って敵陣深くのラインアウトへと移り、ドライビングモールでペナルティトライを獲得し、勝負は決まった。

 ディビジョン1は残り3節。10位以下が入替戦出場となるが、13節終了時点で10位の三菱重工相模原ダイナボアーズ(総勝点20)から6位のリコーブラックラムズ東京(総勝点25)まで勝点差は少なく、1週休みのあと、さらに熱い戦いが予想される。

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