4位イーグルスが5位ブレイブルーパスを下す。最大37点リードから失速するも逃げきる。
リーグワンのディビジョン1は今週末、レギュラーシーズン折り返し前の第8節の試合が組まれ、大分県のレゾナックドーム大分では、プレーオフ進出を争う4位の横浜キヤノンイーグルスと5位の東芝ブレイブルーパス東京が激突、59-48でイーグルスが制した。
イーグルスはこれで5勝1分2敗(勝点26)、ブレイブルーパスは4勝4敗(勝点21)となった。
序盤、両チームとも相手のパスの乱れから得点につなげ、その後も1トライずつ追加。
そして、14-12で迎えた前半18分、リードするイーグルスは、ラインアウトからボールを手にしたSHファフ・デクラークが仕掛け、パスをもらったNO8シオネ・ハラシリが力強くゴールへ駆け抜け点差を広げた。
その後、互いにペナルティゴールでスコアを動かし、27分に妨害行為をしたブレイブルーパスの選手にイエローカードが出て優勢となったイーグルスは、34分、SO田村優のキックパスからチャンスを広げ、連続攻撃をキャプテンのCTB梶村祐介がフィニッシュ。まだ数的有利だった37分にも、SHデクラークからオフロードパスをもらったLOマックス・ダグラスが抜け、38-15で折り返した。
接点でも奮闘したイーグルスは、後半に入ってもしばらく主導権を握り、45分(後半5分)にWTBイノケ・ブルアがトライゲッターとなると、50分には自陣でボールを奪い返してつなぎ、34歳の田村が約40メートル走りきった。田村は8本のゴールキックをすべて決め、52-15と大差がついた。
しかし、そのあとが良くなかった。
55分に田村が不当なプレーでシンビンとなると、イーグルスは数的不利の時間帯に相手に2トライを許してしまった。
一方、最大37点差から追い上げたブレイブルーパスは、さらに72分、ラインアウトからモールで押し込み追加点。74分には自陣深くからボールをつないで攻め上がり、FB松永拓朗がフィニッシャーとなって11点差に詰めた。
イーグルスは終盤の77分にトライを奪い返して勝利を決定づけたが、後半の途中から流れを変えられてボーナスポイントを逃し、試合終了間際にもブレイブルーパスにトライを許し、反省の残る勝利となった。