クボタスピアーズが11トライで花園近鉄ライナーズを圧倒
ラグビーの日本最高峰リーグで初優勝を目指すクボタスピアーズ船橋・東京ベイが、1月8日に東大阪市花園ラグビー場でおこなわれたリーグワンの第3節で花園近鉄ライナーズを77-12と圧倒し、2勝1分となった。
一方、ディビジョン1に今季昇格したライナーズは開幕から3連敗。
スピアーズは前半6分にラインアウトからモールで押し込み先制すると、10分にはWTB木田晴斗のチップキックを使った個人技で左外をゲインしたあと、次々とつなぎ、SH藤原忍がゴールに持ち込んだ。
14分にフロントローの3人(HOマルコム・マークス、PRオペティ・ヘル、PR海士広大)が魅せた見事なサポート、キック、力走によるフィニッシュは、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)でトライ取り消しになったものの、スピアーズは16分にも加点する。WTB根塚洸雅がタックルを破り、右外でボールをもらったマークスがゲインし、サポートについていた藤原につなぎ連続トライとなった。
対するライナーズは20分、敵陣深くに入ってフェイズを重ね、SOジャクソン・ガーデンバショップから飛ばしパスをもらった左WTBセミシ・マシレワがトライを決めた。
しかし、流れを変えることはできなかった。
その後、危険なプレーをしたオレンジジャージーの3番にイエローカードが出て、1人少なくなったスピアーズだが、28分にも攻め込み、HOマークスがトライ。39分にもラインアウトモールで追加点を奪い、前半だけで35-7と大差をつけた。
後半早々、スピアーズは敵陣深くのスクラムで優勢となり、SH藤原が右へ大きくボールを振ってトライチャンスだったところ、ライナーズのWTBマシレワがそれをカットしようとして不当なプレー(故意のノックオン)と判断され、梶原晃久レフリーはペナルティトライを宣告した。
スピアーズはその後も5トライを重ね、大勝となった。