【リーグワン】東芝BL東京がリーチら奮闘で静岡BRを下す。九州KVは電力ダービーに快勝。
13季ぶりの日本一を目指す東芝ブレイブルーパス東京は1月7日、神奈川・等々力陸上競技場でおこなわれたリーグワン2022-23(ディビジョン1)の第3節で、静岡ブルーレヴズを29-16で下し、今季2勝目を挙げた。
東芝ブレイブルーパス東京は前半6分、スクラムからのムーブでCTBセタ・タマニバルのおとり役も機能してWTB濱田将暉が抜け、先制した。
その後、静岡ブルーレヴズにペナルティゴール(PG)を許したが、23分にはNO8リーチ マイケルが相手NO8クワッガ・スミスからジャッカルして敵陣のランアウトへ移ると、リーチは今度ランで魅せてチャンスを広げ、WTBジョネ・ナイカブラのトライにつながった。
一方、今季初勝利を目指した静岡ブルーレヴズは28分、FBキーガン・ファリアのハイパント確保で敵陣に入ると、SOサム・グリーンのブレイクとオフロードでチャンスとなり、ボールをつないでWTB矢富洋則がトライ。37分にはラインアウトからモールで押しきり、1点差に詰めて折り返した。
しかし、後半先に得点したのはブレイブルーパスで、46分(後半6分)、CTBタマニバルが力強いハンドオフとオフロードでWTBナイカブラの疾走をアシストし、リードを拡大。ナイカブラは54分にも躍動し、タックラーを弾き飛ばしてハットトリックを決めている。そして、終盤には日本代表の大黒柱でもあるリーチがブレイクダウンでターンオーバーを連発するなどして、勝利を引き寄せた。
静岡ブルーレヴズも粘ったが、主将のクワッガ・スミスが危険なプレーでシンビン(10分間退出)となった時間帯もあり、負傷者が出たことも影響して、ゲームをひっくり返すことはできなかった。
同日、ディビジョン3でも1試合がおこなわれ、九州電力キューデンヴォルテクスが地元の福岡・ベスト電器スタジアムで中国電力レッドレグリオンズを32-0と圧倒し、2勝1敗となった。
CTBサム・ヴァカは2トライを挙げるなど活躍してプレーヤー・オブ・ザ・マッチ。また、後半から出場した元日本代表WTBの山田章仁は、57分(後半17分)にFWがゴール前中央に迫ったあと、ヴァカから長いパスをもらって左隅にフィニッシュし、キューデンヴォルテクスでの初トライを記録している。
レッドレグリオンズは今季白星発進だったが、1勝2敗となった。