大阪桐蔭は東海大相模を圧倒 東福岡は秋田工に大勝で準々決勝進出
高校ラグビーの“聖地”花園で4季ぶりの日本一を目指す大阪桐蔭高校(大阪第2)は、2023年の元日におこなわれた3回戦で東海大学付属相模高校(神奈川)を55-0と圧倒し、準々決勝進出を決めた。
大阪桐蔭は前半4分、敵陣深くでプレッシャーをかけてボールを奪い返し、連続攻撃からPR浦出睦己が抜けてインゴールに持ち込み先制した。
16分にもディフェンスで東海大相模に圧力をかけてターンオーバーし、SH須田龍之介がクイックタップから仕掛けてトライ。
19分にはスクラムからのムーブでCTB上田倭士がハーフウェイ付近からブレイクスルーし、力強くゴールへ走りきった。
大阪桐蔭の勢いは止まらず、28分にはスクラムからブラインドサイドを攻め、WTB芝田憲真が疾走。
26-0で折り返すと、後半早々にはSO上田倭楓が突破してWTB福永然のトライをアシストし、その後も得点を重ねて東海大相模を退けた。
6季ぶりの王座奪還を目指す東福岡高校は、秋田県立秋田工業高校と3回戦であたり、52-3と大勝した。
序盤に秋田工が主将のSO鈴木颯太のペナルティゴールで先制したが、東福岡は前半9分、FWでゴールに迫り、LO舛尾緑がピック&ゴーでトライを挙げた。
13分には、ドライビングモールは秋田工に止められたものの、ワイドにボールを動かしてWTB馬田琳平が5点を追加。
18分には自陣深くから次々とボールをつなぎ、CTB永井大成がしぶとく食らいついた相手ディフェンダーを振りきってトライを決めた。
東福岡はさらにリスタート後、LO舛尾のビッグゲインでチャンスとなり、サポートもついてFL藤井達哉がフィニッシュ。
25分にはSO高本とわがディフェンスを切り裂いてHO田中健太がインゴールに持ち込んだ。
東福岡は31-3で迎えた後半にも3トライを追加し、大勝となった。