国内
2022.12.26
白熱と笑顔。東京スクール、神奈川スクールが後期日程を走り切る。全国ジュニア、全日程終了
【第1ブロックB決勝】
「もし、うまくいかないことがあっても、気持ちを落とさず対応しよう」
神奈川・中西聡 監督の決勝前のメッセージはシンプルだった。互いに譲れず前半を0-0で終えたゲームは、後半に神奈川が2トライを奪って10-0とし、後半11分に兵庫がトライ&ゴールで5点差に迫る競り合いに。その後に神奈川が16分、23分と再び連続トライを挙げて、22-7とした。
ともに中学生とは思えないサイズとスピードで体をぶつけ合い、走り合ったが、接点の強さに一日の長を見せた神奈川が、終盤に突き放した。兵庫は、神奈川のアタックを粘りのカバーディフェンスで凌ぎに凌いだ。しかし、神奈川も堂々たる戦いぶり。前半0-0にも動じず「これ以上できないくらいに走ってきた」(共同主将の PR前鹿川 雄真)という走力を、最後は結果につなげた。
●神奈川県RS代表・中西 聡監督
「この大会の2試合80分を、登録メンバー29人全員で戦おうと話してきた。今回はその日ごとにメンバーを変えることもできたので(昨年は感染対策他のために固定されていた)昨日の22人と、今日の22人は別の顔ぶれでした。出場できなかった選手も含めてよく戦ってくれた。全体の選手層を厚くする指導を心掛けてきた」
●兵庫県RS代表・高橋晃仁監督
「今年のチームは『ここまでこれるかな』と思っていたところを超えました。もう教えることはありません。それで全国で勝てるかというと、さらに上がいた」