セブンズ 2022.12.12

厳しい戦いが続く男子セブンズ日本代表 ケープタウン大会も5戦全敗で最下位タイ

[ 編集部 ]
厳しい戦いが続く男子セブンズ日本代表 ケープタウン大会も5戦全敗で最下位タイ
13位以下トーナメントでカナダに競り負けた男子セブンズ日本代表 🄫JRFU


 若い選手も招集して国際経験を積んでいる男子セブンズ日本代表だが、今季ワールドシリーズの第3ラウンド・ケープタウン大会も厳しい結果に終わった。プール戦と順位決定戦を合わせて5戦全敗。前週のドバイ大会に続き、最下位(15位タイ)となった。

 大会最終日の12月11日、9位以下のトーナメントに臨んだ日本は、スペインに5-40と完敗。
 序盤、日本はゴール前まで攻め込みながら丸尾崇真が落球し、カウンターを許して先制された。
 4分にはクイックハンドでつながれ連続失点となり、7分にはキックをブロックされて相手にボールを渡してしまい、19点ビハインドで折り返しとなった。
 日本は後半の入りも悪く、キックオフのボール争奪も不安定で、次第に点差は拡大。
 終了間際に杉野太陽がゴールへ駆け抜け一矢報いたが、力負けとなった。

 来季はコアチーム数が「12」(3チーム減)となるため、残留のためにはできるだけポイントを稼ぎたい日本だが、13位以下トーナメントの準決勝ではカナダに14-31で敗れた。
 序盤に連続失点で追う展開となった日本は、前半6分、PKを得ると丸尾がクイックタップから仕掛けてトライを奪い返し、ハーフタイム前には宮上廉がステップでディフェンダーをかわしてゴールに持ち込み、14-14と追いついて折り返した。
 しかし、後半2分に自陣深くでパスを乱して痛恨の失点。5分にもトライを許すと、最後はパワフルなランナーにディフェンスを破られ、勝利を逃した。

 男子セブンズ日本代表のサイモン・エイモー ヘッドコーチは、「チームにとって、またしてもチャレンジングな大会となりました。初戦はアイルランドを追い込む好スタートを切りましたが、その後の試合ではけがを含めフィジカル面でも苦戦を強いられ、ミスも多く、勝つことができませんでした。しかしながらチームはこのような経験から学び続けることが重要です」とコメントした。

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