U20日本代表指揮官にロブ・ペニー氏が就任 4年ぶり開催の世界大会へ向け1月から活動開始
4年ぶりに開催される20歳以下(U20)カテゴリーの最高峰舞台、「ワールドラグビー U20チャンピオンシップ」へ向け、国際的にも経験豊富な指導者として知られるロブ・ペニー氏がU20日本代表のヘッドコーチに就任することが決まった。
日本ラグビー協会によれば、U20日本代表は来年1月下旬から活動を開始する予定で、世界中の有望なラグビープレーヤーたちが集うU20チャンピオンシップ2023(開催日・開催地は未定)に挑む。
同大会は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により2020年から2022年にかけて中止となっていた。
ニュージーランド出身のペニー氏はこれまで、母国の国内選手権でカンタベリーを4度優勝に導き、アイルランドのマンスターでヘッドコーチを務めていた2013-14シーズンには欧州3大リーグのひとつだったプロ12の年間最優秀コーチに選ばれた名将。日本のNTTコミュニケーションズシャイニングアークスやオーストラリアのワラターズなどでも指導し、2012年にはU20ニュージーランド代表のヘッドコーチとしてジュニア・ワールドチャンピオンシップ準優勝に導いた実績もある。
今年から新たに浦安D-Rocksの強化アドバイザーを務めているが、同クラブもペニー氏のU20日本代表ヘッドコーチ就任を快諾し、代表強化にとって重要なパスウェイで指導力を発揮することになった。
ペニー氏は、「日本におけるラグビー育成の重要な職務を担うヘッドコーチに任命されたことを、大変光栄に思っております。ラグビーで世界に挑むために国を代表し、誇りと情熱を持って任務を遂行しようとする才能ある若者たちは、これからユニークで人生を変える経験をすることと思います。シニア代表のブレイブブロッサムズの選手たちは、努力と勇気と情熱によって、多くのことを成し遂げることができることを証明してくれました。彼らを大きな刺激として、取り組んで行きたいと思います。また今後は、有望な若者たちのためにマネージメントチームを編成し、素晴らしい経験をした選手たちが、将来リーグワンで活躍するようつなげていきたいと思います」とコメント。この機会を与えてくれた浦安D-Rocksにも感謝し、「この職務を請け負うことは、非常に身の引き締まる思いであります。若い選手たちをより成長させ、ラグビー界の輝かしい未来をもたらすことを最大の目標として、成功に導くよう全力を尽くします」と意気込みを述べた。