ワールドカップ 2022.11.19

ポルトガルが土壇場PGで16年ぶりのラグビーW杯出場権獲得! アメリカは引き分けで涙。

[ 編集部 ]
ポルトガルが土壇場PGで16年ぶりのラグビーW杯出場権獲得! アメリカは引き分けで涙。
W杯出場を決め歓喜のポルトガル(Photo by Martin Dokoupil - World Rugby/World Rugby via Getty Images)


 ラグビーの男子ポルトガル代表が16年ぶり2度目のワールドカップ出場を決めた。
 2023年フランス大会へのラスト1枚の切符をかけ、ポルトガル(欧州予選3位)、アメリカ(北米・南米予選3位)、香港(アジア・パシフィック予選2位)、ケニア(アフリカ予選2位)の4チームが参加した最終予選(敗者復活戦)がドバイで現地時間11月6日から18日にかけておこなわれ、総当たりの末、ポルトガルが1位となった。

 全勝同士だったポルトガルとアメリカが最終日に激突。
 4点ビハインドのアメリカが後半20分にゴール前のパワープレーで逆転トライを奪い、コンバージョンも決まって3点リードとなったが、ポルトガルは試合終了間際のラストアタックで根気よくフェイズを重ね、アメリカの反則を引き出した。両チームは最終予選の2試合(香港戦、ケニア戦)を終えた時点で勝点で並び、得失点差で上回っていたポルトガルは引き分けでも1位が確定するため、ペナルティゴールを選択。33歳のSHサミュエル・マルケスがショットを決め、16-16で試合終了となり、ポルトガルの歓喜となった。

 引き分けに泣いたアメリカは、ワールドカップ連続出場は6大会でストップ。2031年大会は初の自国開催大会となるため、強化戦略の見直しは必至だ。
 また、カナダも地域予選で敗退しており、2023年大会は初めて北米勢がいないワールドカップとなる。

 来年9月8日に開幕するラグビーワールドカップ2023フランス大会は、これで出場する全20チームが決定。
 ポルトガルはプールCに入り、ウェールズ、ジョージア、オーストラリア、フィジーに挑む。

<ラグビーワールドカップ2023 組分け>
■プールA: ニュージーランド、フランス、イタリア、ウルグアイ、ナミビア
■プールB: 南アフリカ、アイルランド、スコットランド、トンガ、ルーマニア
■プールC: ウェールズ、オーストラリア、フィジー、ジョージア、ポルトガル
■プールD: イングランド、日本、アルゼンチン、サモア、チリ

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