日本戦でレッドカードのレタリックは2試合出場停止 100キャップ獲得は欧州ツアー最終戦か
日本での戦いを終えてヨーロッパへ向かったニュージーランド代表“オールブラックス”だが、日本代表戦で危険なプレーをしてレッドカードを受けたブロディー・レタリックは、2試合の出場停止が決定。今週末のウェールズ代表戦と次週のスコットランド代表戦には出場できないことになった。ツアー最終戦は出場可能となる見通しで、現地時間11月19日におこなわれるイングランド代表戦での復帰を目指す。
世界最高峰ロックのレタリックは日本戦の後半26分、ラックに突っ込んでクリーンアウトを試みた際、姫野和樹の頭部に肩をぶつけ、危険なプレーと見なされ、レッドカードで一発退場となっていた。
後日、規律委員会はレッドカードを支持。しかしながら、レタリックの「優れた懲戒記録と緩和要因」を理由に6試合の出場停止処分を50%減免した。また、レタリックが要求したワールドラグビーのコーチング介入プログラムを成功裏に完了すれば、処分はさらに1週間短縮が許可される。
レタリックはイングランド戦に出場すれば、オールブラックス通算100キャップとなる。
オールブラックスは今回のツアーでほかにもキープレーヤーを欠いており、日本代表戦でほお骨を折った主将のFLサム・ケインと、同試合のウォームアップ中にふくらはぎを痛めたHOデイン・コールズはスコッドから離脱している。
このため、ヨーロッパ遠征ではLOサム・ホワイトロックが主将に任命され、NO8/FLアーディー・サヴェアとSO/FBボーデン・バレットが副将を務めることになった。
また、日本代表戦で初先発となり12番をつけて活躍した元ラグビーリーグ(13人制)スターのロジャー・トゥイヴァサ=シェックは、さらにプレー経験を積むため「オールブラックスXV」に加わり、LOパトリック・トゥイプロトゥやSOダミアン・マッケンジー、CTBブレイドン・エノー、SHのTJ・ペレナラなどとともに、ダブリンで現地時間11月4日におこなわれるアイルランドA戦に先発出場することになった。
The first-ever All Blacks XV team has been named for their clash against Ireland A 🖤 🍀 pic.twitter.com/wFsx8bLjJL
— AllBlacksXV (@AllBlacksXV) November 2, 2022