国内 2022.10.03
東海71-15法政。「逃げない」東海、途切れぬサポートでチャレンジャー突き放す

東海71-15法政。「逃げない」東海、途切れぬサポートでチャレンジャー突き放す

[ 編集部 ]

 リーグ戦初戦では、1部昇格したばかりの東洋大に敗れた。2週空けて前節・立正大でも苦戦する場面があった(スコアは47-21)。この1週間のテーマは「必死にやる」。シンプルに、「笛から笛まで、全力でやりきることから」(CTB伊藤峻祐主将)始めたという。「はじめから逃げない、かわさないこと。それができた結果だと思う」(木村監督)

 この日の東海は、一発一発のコンタクト、フィジカルバトルにまずこだわった。「こちらが前に出る勢いが出て、相手が下がらざるを得なくなった」(SO武藤ゆらぎ)。「その結果、相手の特徴である前に出るディフェンスができなくなって、こちらはBKがスペースを見ることができたと思います」(武藤)

 東海大は、2節目までに出た教訓を一つひとつ、乗り越えている。

 法大は、自信をつかみつつあったディフェンスを発揮できず苦杯をなめた。

「80分間、そこを修正できないままいってしまった」(FL吉永昂生主将)。新宮監督の目線はブレない。「前に出るディフェンスで勝負する。そのスタンスを変えるつもりは一切ない。相手にずらされたなら、相手がずれられない位に前に出るのみ」。吉永主将も率先して、基礎から、相手の足元へ踏み込むタックルを磨いてきた。「以前は出るところ、出ないところがチームとして曖昧だった。それをはっきりして共有している」(吉永主将。日大を破った前節の試合後に)。「出る/出ない」の場面ごとの判断やその意思統一とともに、前に出るディフェンスの圧力そのものを高めてシーズン中盤に向かう。

 次節、東海大は流経大(他会場にて、昨年リーグ2位の日大を撃破)と、法政大は関東学大と対戦する。

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