国内 2022.09.25

プレシーズンマッチ、Div1対決はブラックラムズが24‐12でダイナボアーズに勝利。「泥臭く、粘り強く」。

[ 編集部 ]
プレシーズンマッチ、Div1対決はブラックラムズが24‐12でダイナボアーズに勝利。「泥臭く、粘り強く」。
後半力強いランでラックサイドを突破、貴重な追加点を挙げたブラックラムズWTBヴァカヤリア(撮影:斎藤豊)
ダイナボアーズのアタックを二人がかりでタックルに入るブラックラムズ(撮影:斎藤豊)

 9月24日、リコー総合グラウンドで、ブラックラムズ東京対三菱重工相模原ダイナボアーズのプレシーズンマッチがおこなわれた。12月17日のリーグワン開幕戦でも対戦することになっているカードだ。

 台風の影響で前日から降り続いていた雨は、キックオフの13時直前には止んだ。ただ天然芝のグラウンドには水が溜まり足元は悪く、お互いにキックでエリアを取る展開となった。

 先制したのはブラックラムズ。前半10分過ぎ、相手のキックをキャッチしたWTBヴァカヤリアがカウンター、そこからBKに展開するとCTB池田悠希が大きくゲイン。たまらずダイナボアーズがオフサイドの反則で、ブラックラムズがPKからタッチキック。マイボールラインアウトをモールで押し込み先制トライを挙げた。25分過ぎには敵陣ゴール前のラインアウトからBKに展開し、CTB礒田凌平が相手を引きずりながらゴール下に飛び込み12-0と追加点。

「チームとしては、まだアタックの部分はやっておらず、個々のスキルを磨いている段階」と南ゲームキャプテンがいう通り、ブラックラムズは単発なアタックが目立つも得点を上げることで試合の主導権を握った。

 対するダイナボアーズは、30分過ぎから相手の反則でタッチキックから何度もゴール前マイボールラインアウトを得るも、ブラックラムズのしぶといディフェンスに阻まれ、ノックオンや反則で得点に結びつけられなかった。結果的には、前半のチャンスに得点できなかったことが大きく響いた。

 後半に入っても、ダイナボアーズの攻撃の核となるNO8ウルイヴァイティに対しブラックラムズがしっかり体を当ててディフェンス、突破を許さない。逆にブラックラムズは自陣10メートル付近のPKから素早く展開、ラックサイドをWTBヴァカヤリアが突破し、そのままインゴールを駆け抜けて19-0とした。そして直後には再びPKから大きくBKに展開、最後は今季新戦力として加入したWTBシオペ・タヴォがタックルをかわして左隅にトライ、24-0とダイナボアーズを引き離した。

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