女子 2022.09.01

サクラセブンズ、W杯開催の南アフリカへ向かう13選手決定。

[ 編集部 ]
サクラセブンズ、W杯開催の南アフリカへ向かう13選手決定。
チームは出発直前合宿を千葉・市原でおこなっていた
丁寧なコーチングをする鈴木貴士ヘッドコーチ
千葉県出身の大黒田裕芽が、市原の特産品のひとつ、梨を小出譲治市長から受け取った
チャレンジャーシリーズで効果的だった、防御の裏に出てからのつなぎをW杯でも実現したい



 南アフリカへ向かう13人が決まった。
 9月9日から11日にかけて南アフリカ(ケープタウン)で開催されるワールドカップセブンズ2022(以下、W杯)へ向け、日本からツアーへ出かける女子セブンズ日本代表が発表された(9月1日)。
 9月8日、現地で大会登録メンバーの12人が決定。翌日から戦いが始まる。

 8月25日にはサクラセブンズ候補選手として14名が発表された。
 その14人は、8月26日から31日まで、市原スポレクパークで出発直前合宿をおこなっていた。

 同30日の公開練習後に報道陣の取材を受けた鈴木貴士ヘッドコーチ(以下、HC)は、8月中旬にチリで開催されたコアチーム昇格大会、『ワールドラグビー・セブンズチャレンジャーシリーズ2022』を勝ち抜いた選手たちのコンディションについて、「思っていた以上にダメージが大きい」と話した。

「全員が集中して戦い、頑張った大会。そのぶん、体にも気持ちにも、まだ疲れが見えます。(その状況を踏まえて)ワールドカップのメンバーにはコンディションの良い選手で臨みますし、大会までに回復に努めます」
 セレクションに関して、「一人ひとりが良い個性を持っている選手なので選ぶのが難しい。嬉しい悩みですが」と付け加えた。

 フィジーとの対戦で始まる大会については、「(試合への)入りがすべて。自分たちの120パーセントを出す。フィジーは波があるチーム。そのスキにつけ込みたい」と話した。

 8月27日におこなわれた、女子15人制日本代表がアイルランドに29-10と快勝した試合は合宿中だった。候補選手たちは宿舎の食事会場で中継を見て、みんなで応援したそうだ。
 ともに応援したHCは、気持ちを昂らせた選手たちを見て、あらためて「15人制、7人制関係なく、両チームで女子ラグビーを盛り上げていけたらいいですね」と、W杯へ挑む覚悟をあらためて示した。

 サクラセブンズは9月1日に離日。同9日からの3日間の大会へ向け、現地でコンディション調整と強化を続ける。

◆女子セブンズ日本代表 南アフリカ遠征メンバー
大黒田裕芽(東京山九フェニックス)
大竹風美子(東京山九フェニックス)
大谷芽生(立正大/4年)
梶木真凜(自衛隊体育学校)
小出深冬(アルカス熊谷)
三枝千晃(北海道バーバリアンズ ディアナ)
須田倫代(追手門学院VENUS/追手門学院大2年)
中村知春(ナナイロプリズム福岡)
永田花菜(日体大女子/4年)
バティヴァカロロアテザ優海(ながとブルーエンジェルス)
原わか花(東京山九フェニックス)
平野優芽(ながとブルーエンジェルス)
水谷咲良(東京山九フェニックス)


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