マイケル・リトルの新天地は神戸。日本代表経験者の北出とサウマキもスティーラーズ入団
コベルコ神戸スティーラーズが来季へ向け、追加で7人の新加入選手を発表した。
攻守でアグレッシブなファイターがバックラインに加わる。三菱重工相模原ダイナボアーズを退団したマイケル・リトルがスティーラーズの一員となった。
2021年のトップリーグ(前身の国内最高峰リーグ)でベストフィフティーンに選出されたCTB。新しく始まったリーグワン2022ではディビジョン2でプレーすることになったが、出場した11試合中、3試合でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍でダイナボアーズのディビジョン1昇格に貢献し、対戦相手の選手たちからはベストタックラーと恐れられ、表彰式では『ゴールデンショルダー賞』を受賞した。また、2018年と19年にはサンウルブズに加わって国際リーグのスーパーラグビーでも活躍したワールドクラスの選手である。
新天地が決まったリトルは、「素晴らしい歴史を持つコベルコ神戸スティーラーズの一員となれることに興奮しています。私も家族も神戸という新しい街での生活を楽しみにしています。そして神戸ファンの皆様にお会いできる日も待ちきれないです。来シーズン、神戸の赤ジャージーを誇りあるものにできるよう、ベストを尽くします」とコメントした。
バックスではほかに、複数ポジションで可能なユーティリティプレーヤーが2人加わり、7人制ニュージーランド代表の経験があるボーディン・ワッカと、ラグビーリーグ(13人制)出身のシオネ・タプオシもスティーラーズ入団となった。
フォワードでは、日本代表キャップを持ち、2019年のワールドカップスコッドにも選ばれたHO北出卓也が新戦力として期待される。
東京サントリーサンゴリアスからの移籍となる北出は、「伝統のあるコベルコ神戸スティーラーズに入団できることを光栄に思います。まずはチームのメンバーから信頼されるように人一倍努力し、早くファンの皆様の前でプレーできることを楽しみにしております」とコメントした。
そして、今夏、日本代表に初選出されたサウマキ アマナキも神戸へ行く。横浜キヤノンイーグルスで才能を伸ばし、LO、FL、NO8としてさらなる成長が期待される25歳のサウマキは、「ファンの皆さんにお会いできることをとても楽しみにしております。チームの一員として優勝に貢献したいと思いますので、多くのサポートをよろしくお願いします」と意気込みを述べた。
横浜キヤノンイーグルスからはPR五十嵐優もスティーラーズ入りとなり、「移籍を決意することは、人生の大きな決断でした。伝統あるチームの一員になれることを光栄に思います。チームのためにベストを尽くして頑張ります」とコメントしている。
そのほか、南アフリカ出身で20歳と若いバックロー、ヴィリー・ポトヒエッターも神戸での新たなチャレンジを楽しみにしている。