王者ワイルドナイツが大物2人獲得 南ア代表のLOデヤハーとCTBデアレンデが加入
3季連続の日本一を目指す埼玉パナソニックワイルドナイツが、世界最高峰のロックとセンターを獲得した。2019年のラグビーワールドカップで優勝を遂げた南アフリカ代表“スプリングボックス”のメンバーである、ルード・デヤハーとダミアン・デアレンデの2022年度加入が7月1日に発表された。
デヤハーは身長206センチ、体重125キロの大型ロック。セットピースの核となり、力強いボールキャリアーでもある。南ア代表としては56キャップを持ち、昨季まではセール・シャークス(イングランド)でプレーしていた。
「埼玉パナソニックワイルドナイツに入団できることを非常に嬉しく思います」というデヤハー。ワイルドナイツについては、素晴らしい伝統を持つチームであり、世界で有数の施設を持つプロフェッショナルなチームという印象を持っており、「私は常に選手として向上したいと考えておりまして、埼玉パナソニックワイルドナイツはそのための最適な環境だと考えております。私は長い間日本が好きで、日本の文化や人々に非常に好感を抱いております。新しいチームメイトやコーチ陣と共に自分のプレーを向上し、埼玉パナソニックワイルドナイツの成功に貢献したいです」とコメントした。
デアレンデはかつて近鉄ライナーズでプレーしたことがあり、2019-2020シーズンにはワイルドナイツに所属していた。しかし、コロナ禍でトップリーグ2020は不成立となり、残念な形で退団していた。フィジカルが強くてスキルもあり、世界最高峰のインサイドセンターのひとりと呼ばれるデアレンデは、その後、マンスター(アイルランド)でプレーしていたが、また縁あってワイルドナイツに復帰。
南ア代表として58キャップを持つ経験豊富なデアレンデは、「日本と埼玉パナソニックワイルドナイツに戻って来られて、大変嬉しく思います。近年の埼玉パナソニックワイルドナイツは2年連続で優勝しており、彼らの素晴らしい活躍は常に見ておりました。以前のチームメイトと再会できることを非常に楽しみにしておりますし、チームに良い影響を与えて勝利に貢献したいです」と意気込んでいる。
そして、ニュージーランド出身でハリケーンズやゼブレ(イタリア)などでもプレー経験がある、26歳のリアム・ミッチェルもワイルドナイツに加入することが決まった。身長197センチ、体重117キロでFWの2列と3列でプレーできるミッチェルは、「日本へ行くことを非常に楽しみにしています。ワイルドナイツは素晴らしい歴史があり、優れたコーチングスタッフと選手がいる環境で、チームに貢献できることを楽しみにしています」とコメントした。