ウルグアイ代表来日メンバー発表 2019W杯経験者など南米プロリーグ王者から多数選出
今月来日して日本代表とテストマッチをおこなう、ウルグアイ代表のスコッド26人が発表された。“ロス・テロス”の愛称で知られるウルグアイ代表は現在、世界ランキング19位。ワールドカップには過去4大会出場し、前回の2019年日本大会では強豪のフィジー代表を倒す番狂わせを起こした。すでに2023年ワールドカップの予選も突破して強化を進めており、手強い南米のナンバー2だ。
来日して、日本代表(世界ランキング10位)と2試合戦う予定で、第1戦は6月18日に東京・秩父宮ラグビー場で、第2戦は25日に福岡・ミクニワールドスタジアム北九州でおこなわれる。
ワールドラグビーが近年新しくしたカレンダーでは、6月はウィンドウマンス(国・地域代表チーム間の国際試合優先期間)ではないため、海外のクラブに所属するSHサンティアゴ・アラタ(カストル/フランス)、SOフェリペ・ベルチェシ(ダクス/フランス)、PRマテオ・サンギネティ(マシー/フランス)、HOヘルマン・ケスレル(プロヴァンス/フランス)、LOイグナシオ・ドーティ(ニューオーリンズ/アメリカ)、WTB/FBガストン・ミエレス(トロント/カナダ)など、前回のワールドカップで中心メンバーだった経験豊富なベテランが多数、今回の日本遠征には参加できない。
しかし、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、ブラジル、コロンビア、パラグアイのチームが競う南米プロリーグ『スーペルリーガ』で今年初優勝したペニャロールから23人が選出され、そのなかのひとりで、ワールドカップ2大会出場を含め66キャップを持つCTBアンドレス・ヴィラセカが主将を務める。
また、2022スーペルリーガでMVPに選ばれたFL/HOマヌエル・アルダオも23歳と若いがワールドカップ経験者で、攻守にハードワークしてチームを引っ張る。
そのほか、南米初の代表100キャップ到達を目前とするLOディエゴ・マグノ(ペニャロール)や、ヨーロッパでシーズンを終えているFL/LOフランコ・ラマナ(モリアーノ)、CTB/WTBニコラス・フレイタス(ヴァンヌ)、そして昨年、19歳でフランスのブリーヴと契約を結んだWTB/CTBフアン・マヌエル・アロンソも日本遠征のメンバーに入っており、注目される。