ディビジョン1残留目指すグリーンロケッツ東葛が入替戦先勝 三重ホンダヒートとの第1戦制す
ジャパンラグビーリーグワンでディビジョン1残留を目指すNECグリーンロケッツ東葛が、5月20日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれた入替戦の第1戦に臨み、三重ホンダヒート(ディビジョン2・2位)を33-10で下し、勝点5を獲得した。
入替戦は2回戦方式でおこなわれ、2試合トータルで総勝点が多いチームが勝者となる(総勝点が同数の場合は、勝利数、得失点差、トライ数などで決める)。
試合開始早々、三重ホンダヒートのWTB渡部寛太が不当なプレーでイエローカードを提示され、数的有利となったグリーンロケッツ東葛は7分、ボールを手にしたWTB後藤輝也が鋭い走りで自陣からブレイクし、キックを使った個人技で先制トライを挙げた。14分にも攻め込み、NO8ジョージ・リサレからオフロードパスをもらったFLアセリ・マシヴォウがゴールラインを割り、追加点。
昇格を目指す三重ホンダヒートは32分にSOジョノ・ランスがペナルティゴールで3点を奪い返したが、その4分後、ゴールに迫ったグリーンロケッツ東葛に対してキャプテンのFL古田凌がオフサイドの反則を犯してしまい、久保修平レフリーはイエローカードを提示しペナルティトライを宣告した。
リードを広げたグリーンジャージーの男たちは、ハーフタイム前にはラインアウトから一気のドライビングモールで追加点を挙げ、26-3で折り返した。
一方、23点ビハインドとなった三重ホンダヒートは、後半の序盤に再三チャンスを作ったが、相手の懸命の守りと、自分たちのエラー、反則が続いてなかなか流れを変えることができなかった。
逆に、グリーンロケッツ東葛は61分(後半21分)、ワイドにボールを動かして、右外にいたFLマシヴォウが力強く駆け上がってフィニッシャーとなり、点差を拡大。
三重ホンダヒートは67分にWTB尾又寛汰が俊敏な動きでディフェンスを切り裂いてトライを奪い返したが、反撃はそこまでだった。
第2戦は5月27日に東大阪市花園ラグビー場でおこなわれる。