悲願の欧州王座へ。ラ・ロシェルがフランス勢対決制し2季連続決勝進出

　初のヨーロッパ制覇を狙うラ・ロシェルが、ハイネケン・チャンピオンズカップで2季連続の決勝進出を決めた。5月15日におこなわれた準決勝第2試合はフランス勢対決となり、ランスのスタッド・ボラルトデレリスで、ラシン92に20－13で競り勝った。

　相手CTBヴィリミ・ヴァカタワに最初のトライを許し、3－10と追う展開になったラ・ロシェルだが、前半40分、ゴール前のスクラムで圧倒し、NO8グレゴリー・アルドリットがサイドアタックで突っ込み5点を奪い返した。

　後半、PGで再び点差を広げられるも、ラ・ロシェルは5点ビハインドで迎えた52分（後半12分）、ドライビングモールで一気にゴールに迫ると、ラシンの選手が反則を犯してしまい、レフリーはペナルティトライを宣告し、逆転となった。

　ラシンは51分、52分とイエローカードを2枚もらって一時13人になりながらも踏ん張ったが、PGなどのチャンスを活かせず、逆にラ・ロシェルは試合終了間際、ゴール前の連続攻撃からSOイハイア・ウエストがトライを取り切り、勝負を決めた。

　なお、14日におこなわれた準決勝第1試合は、レンスター（アイルランド）が昨季王者のトゥールーズ（フランス）を40－17で下している。

　決勝は現地時間5月28日、マルセイユ（フランス）のスタッド・ヴェロドロームでおこなわれる。