元日本代表の平島、橋本大輝らがスティーラーズ勇退。アンダーソン、パーカーらも神戸を去る。
リーグワン2022のディビジョン1で7位に終わり、プレーオフ進出を逃したコベルコ神戸スティーラーズは5月13日、2021-22シーズンをもって退部する選手・スタッフを発表した。
別れを告げることになった選手は12人。
17年間在籍して公式戦出場は180試合を数え、キャプテンも務め、トップリーグ(前身の国内最高峰リーグ)でベストフィフティーンに2回選出されたこともある元日本代表のPR平島久照(39歳)がスティーラーズのジャージーを脱ぐ。
13年間在籍して140試合以上に出場し、通算6季キャプテンとしてけん引した元日本代表のFL橋本大輝(35歳)も退部することが決まった。
そして、スティーラーズ在籍13年間で公式戦出場は120試合を超え、元ラグビーリーグ(13人制)のスターらしくハイボールキャッチで強さを見せたWTBアンダーソン フレイザー(38歳)もこのチームでのキャリアを終えた。
世界的なビッグネームも去ることになり、ワールドカップ優勝を経験している元ニュージーランド代表のユーティリティBKベン・スミス(35歳)とSOアーロン・クルーデン(33歳)も退部が決定。オールブラックスで84キャップを重ね世界一にも輝いたスミスは母国メディアのインタビューで、今季かぎりで引退の可能性を示唆している。
また、シーズン途中に期間限定で加入していた2019年ワールドカップ優勝メンバーの南アフリカ代表CTBルカニョ・アム(28歳)も、神戸での思い出を胸に帰国し、古巣シャークスに戻って欧州勢とも戦うユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップのクライマックスに気持ちを切り替える。
そして、スーパーラグビーのサンウルブズでも魅せた精密機械のようなゴールキックが代名詞であるSOヘイデン・パーカー(31歳)も4年間過ごしたスティーラーズを離れることになった。
さらに、元ジュニア・ジャパンのCTB重一生(27歳)や、同じく5年間在籍したWTB落合知之(27歳)、セブンズ日本代表の経歴を持つFB韓尊文(25歳)、他チームからの移籍組で2019年からスティーラーズの一員となっていたHO平原大敬(35歳)と2020年から加入していたPR尾池享允(28歳)も退部する。
スタッフでは、4年間ヘッドコーチとして在任し、2018年度のトップリーグ優勝に貢献したデーブ・ディロンらが退任する。