サンゴリアスがブラックラムズを下し首位快走 シャイニングアークスは入替戦圏内脱出
そのブラックラムズを抜いて9位に浮上したのはNTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安だ。前節終了時に11位だったシャイニングアークスは、千葉・柏の葉公園総合競技場で最下位(12位)のNECグリーンロケッツ東葛と対戦し、38-34で競り勝った。
相手にPGで先制されたシャイニングアークスだったが、前半9分、ラインアウトから展開してSOオテレ・ブラックがディフェンス裏にボールを蹴り、CTBシェーン・ゲイツがそれを確保してFLリアム・ギルにつなぎ、最初のトライが生まれた。
14分にも敵陣深くに入ってFWで勝負し、LO中島進護が力強く突っ込んで追加点を挙げた。
対するグリーンロケッツはPGで得点を重ねたあと、26分、ゴールに迫ってテンポよくボールを動かし、CTB松浦康一がトライ。
その後、再び点差を広げられたが、36分にはSOフレッチャー・スミスが抜けてCTBギハマット・シバサキにつなぎ、7点を奪い返して1点差に詰めた。
しかし、シャイニングアークスはハーフタイム前にも敵陣深くに入り、ラインアウトからモールを組むと、最後尾にいた背番号3の竹内柊平がボールを持ち出してショートサイドへ突進し、タックルされながらもインゴール左隅に押さえ、28-20で折り返した。
シャイニングアークスは後半早々にもPGで得点し、45分(後半5分)には相手のラインアウトが乱れてボールを手にすると、パスをもらったルーキーのSH飯沼蓮が俊敏な動きで狭いスペースを抜けてゴールへ走り切り、38-20と点差を広げた。
実戦初勝利を目指すグリーンロケッツは、53分と79分にドライビングモールでトライを挙げ、4点差まで詰めたが、一歩届かず。
シャイニングアークスは、73分にWTB石井魁が、インターセプトから力走した相手WTB後藤輝也を猛追して止めるなど、粘り強く戦って勝利をつかんだ
また、この日は下部グループ(ディビジョン2・3)の順位決定戦もおこなわれ、来季ディビジョン1への自動昇格もかかるディビジョン2の1位〜3位決定戦(第1節/神奈川・相模原ギオンスタジアム)では、リーグ戦を3位通過していた三重ホンダヒートが同1位通過の三菱重工相模原ダイナボアーズを19-17で下した。
福岡・グローバルアリーナではディビジョン3の4位〜6位決定戦(第1節)がおこなわれ、九州電力キューデンヴォルテクスが43-10で中国電力レッドレグリオンズを圧倒した。