クボタスピアーズもプレーオフ進出確定 トヨタヴェルブリッツは逆転勝ちで望みをつなぐ
同日、トヨタヴェルブリッツは静岡・エコパスタジアムで静岡ブルーレヴズと対戦し、苦しみながらも終盤に逆転して18-15で競り勝った。
74分(後半34分)までリードしていたのは静岡ブルーレヴズだった。
ホストチームは前半21分にCTBヴィリアミ・タヒトゥアの力強い走りで先制すると、トヨタヴェルブリッツにイエローカードが出て数的有利となった36分にもゴールに迫り、タヒトゥアからクイックパスをもらったWTBマロ・ツイタマがトライを決めた。
後半も先に得点したのは静岡ブルーレヴズで、47分、敵陣深くでアドバンテージをもらうと、SOサム・グリーンがキックパスを放ち、空中の競り合いでこぼれたボールを拾ったWTB矢富洋則がトライゲッターとなり、12点差をつけた。
しかし、プレーオフへの望みをつなぐためにも負けられないトヨタヴェルブリッツは、60分、WTB高橋汰地が自陣から駆け上がりスピードに乗って1対1を振り切り、チームを鼓舞する。コンバージョンを決めたSOライオネル・クロニエは、73分のPGも成功し、2点差に詰めた。
そして、75分にハーフウェイで、静岡ブルーレヴズがラインアウトから展開しようとしたところ、インターセプトを狙っていたトヨタヴェルブリッツのSH福田健太が絶妙なタイミングで飛び出してボールを奪い、ゴールへ走り切り、TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)でオフサイドではなかったことが確認され、値千金の逆転トライ。これが決勝点となり、トヨタヴェルブリッツが競り勝った。
トヨタヴェルブリッツはこれで勝点41(9勝5敗)となり、5位の横浜キヤノンイーグルスと勝点・勝利数で並んだ。4位の東芝ブレイブルーパス東京は勝点44(9勝5敗)で、残りは2節。
同日、下部グループ(ディビジョン2・3)では順位決定戦が始まり、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場ではディビジョン3の優勝を狙う豊田自動織機シャトルズ愛知が清水建設江東ブルーシャークスに37-10で快勝し、自動昇格へ向けても大きく前進した。
東京・武蔵野陸上競技場では、ディビジョン2の4位〜6位を争う日野レッドドルフィンズとマツダスカイアクティブズ広島が激突し、ホストチームのレッドドルフィンズが43-17で勝っている。