4強を追うブレイブルーパスとヴェルブリッツ、BP付き勝利でプレーオフ進出へ望みつなぐ。
同日、トヨタヴェルブリッツは大阪のヨドコウ桜スタジアムで10位のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪と対戦し、苦しみながらも38-25で逆転勝ちした。
ヴェルブリッツも3トライ差をつけたためボーナスポイントを獲得し、総勝点37(8勝5敗)となっている。
レッドハリケーンズは3勝10敗(総勝点14)。
前半をリードして折り返したのはチャレンジャーのレッドハリケーンズだった。
ヴェルブリッツがSH茂野海人の好走とSOライオネル・クロニエの粘り強いつなぎなどで先に2トライを挙げたのに対し、レッドハリケーンズは19分、CTB金勇輝のブレイクスルーからチャンスとなり、ゴール前ですばやくリサイクルしてFBラリー・スルンガがフィニッシュ。そして、SO高野祥太がコンバージョンを決めてペナルティゴールも2本連続成功で逆転した。
一方、レッドハリケーンズのハードな守りにも苦しめられ、1点ビハインドで後半を迎えたヴェルブリッツだが、49分(後半9分)にゴールに迫ると、密集でHO彦坂圭克がインゴールに押さえ、トライが認められリードを奪った。
これでリズムをよくしたヴェルブリッツは、57分にも敵陣深くに入ると、ラインアウト後のモールからFL古川聖人が持ち出してトライを決め、貴重な追加点を獲得する。
地元ファンの声援に応えたいレッドハリケーンズは、アキレス腱断裂から復活して今季初めてメンバー入りした日本代表FL/LOのヴィンピー・ファンデルヴァルトが後半途中から出場し、チームを鼓舞したが、66分、ヴェルブリッツがプレッシャーをかけてボールを奪い返し、SH福田健太がゴールへ駆け抜け点差は広がった。
粘るレッドハリケーンズは69分にCTBニック・グリッグが自陣から抜けて50メートル以上走り切り、終了間際にもWTB茂野洸気が5点を奪って会場を沸かせたが、ヴェルブリッツは77分にもトライを挙げていたため、ボーナスポイント獲得となった。