国内 2022.04.02

リーグワン2部、下位チーム奮闘するも三重ホンダヒートと三菱重工相模原ダイナボアーズが勝利

[ 編集部 ]
リーグワン2部、下位チーム奮闘するも三重ホンダヒートと三菱重工相模原ダイナボアーズが勝利


 NTTジャパンラグビーリーグワン2022は、4月2日にディビジョン2(第9節)の2試合がおこなわれ、トップ3入りを決めている三重ホンダヒートと三菱重工相模原ダイナボアーズが敵地で勝利を収めた。

 6チームが参加しているディビジョン2は、ホスト&ビジターの2回戦総当たり形式で全10節を戦ったあと、上位3チームと下位3チームに分かれて順位決定戦をおこなうことになっている。

 3位の三重ホンダヒートは岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムで5位の釜石シーウェイブスと対戦し、苦しみながらも18-17で競り勝った。

 3-3で迎えた前半27分、三重ホンダヒートは敵陣22メートルライン手前のスクラムから、ボールを持ち出したSH根塚聖冴が鋭いフットワークでサイドを抜け、そのままゴールへ走り切り勝ち越した。

 しかし、地元で勝利を目指す釜石シーウェイブスは36分、ハーフウェイで、元ニュージーランド代表のSOブレット・キャメロンがディフェンダーをひきつけてNO8サム・ヘンウッドの突破をアシストし、サポートについたFL河野良太がタックラーを振り切ってゴールに持ち込んだ。コンバージョン成功で同点となる。

 そして、39分、危険なタックルをした三重ホンダヒートの選手にイエローカードが出ると、数的有利となった釜石シーウェイブスはハーフタイム前、敵陣深くでのラインアウトからモールを組んだあとすぐにボールを出し、走り込んできたCTBヘルダス・ファンデルヴォルトがディフェンスを破ってインゴールに入り、7点リードして折り返した。

 後半に入っても、ホストチームの奮闘に苦しんでいた三重ホンダヒートだが、62分(後半22分)、SOジョノ・ランス、WTB生方信孝の連係プレーでチャンスメイクし、CTB渡邉弐貴がトライゲッターとなり2点差に詰めた。

 そして、勢いづいたビジターに対し、釜石シーウェイブスは反則が続くようになり、三重ホンダヒートは68分にペナルティゴール(PG)で逆転する。

 1点差で追う釜石シーウェイブスは80分経過を知らせるホーンが鳴ったあと、敵陣10メートルライン付近でペナルティを得、SOキャメロンがPGを狙ったが、わずかに外れ、直後、ノーサイドの笛が鳴った。

 三重ホンダヒートはこれで6勝3敗(総勝点27)、釜石シーウェイブスは1勝8敗(総勝点7)となった。

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