国内 2022.03.18

雨の中での熱闘 横浜キヤノンイーグルスがトヨタヴェルブリッツに逆転勝ち

[ 編集部 ]
雨の中での熱闘 横浜キヤノンイーグルスがトヨタヴェルブリッツに逆転勝ち
雨の中の戦い。バックスにボールを送る横浜キヤノンイーグルスのSH山菅一史(撮影:高塩 隆)


 NTTジャパンラグビーリーグワン2022のディビジョン1は第10節に入り、東京・秩父宮ラグビー場で3月18日、4位の横浜キヤノンイーグルスと5位のトヨタヴェルブリッツが対戦。横浜キヤノンイーグルスが後半に逆転し、20-9で制した。

 プレーオフスポット(トップ4)を争う6勝3敗同士の対戦。
 雨が降る難しいコンディションのなか、先制したのはトヨタヴェルブリッツだった。前半23分、主将のNO8姫野和樹がブレイクダウンで奮闘して相手の反則を引き出し、SOライオネル・クロニエがペナルティゴール(PG)を決めた。
 クロニエは29分と33分にもショット成功で貴重な追加点を獲得。

 対する横浜キヤノンイーグルスも36分にFBエスピー・マレーがPGでスコアボードを動かし、3-9として前半を終えた。

 そして、6点差に詰めた横浜キヤノンイーグルスは後半早々、敵陣深くに入ってラインアウトからモールで押し切り、ゲームキャプテンを務めたHO庭井祐輔がこの試合最初のトライを挙げる。マレーがコンバージョンを決め、逆転した。さらに、55分(後半15分)にはFWがスクラムで奮闘してPGチャンスをつかみ、マレーがショットで3点を追加した。

 62分には、危険なプレーをしたトヨタヴェルブリッツの選手にレッドカードを提示され、一発退場。ヴェルブリッツは残り時間を14人で戦うことになった。

 数的有利となった横浜キヤノンイーグルスは74分にも攻め込み、FWのパワープレーでPR松岡将大がインゴールにねじ込んで点差を広げた。

 トヨタヴェルブリッツは試合終了間際にゴールに迫ったものの、横浜キヤノンイーグルスは堅守でトライをさせず、7点差以内の敗戦で負けチームに与えられるボーナスポイントも許さなかった。

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