元日本代表主将、菊谷崇氏が日大ヘッドコーチに就任!
元日本代表主将(68キャップ)の菊谷崇氏が、日本大学ラグビー部のヘッドコーチに就任することが決まった。
2月24日に記者会見で発表した。
会見当日に42歳を迎えた菊谷氏は大体大出身。現役引退後の2018年にはマルチスポーツアカデミー運営事業「ブリングアップ(BU)アスレティックソサエティー」を立ち上げ、競技の垣根を越えた育成年代のコーチング普及に力を注いでいた。
加えてU20や高校日本代表、コーチングスタッフにも名を連ね、サンウルブズでもスポットコーチを務めるなど、コーチとしての経験は豊富。
ただひとつの大学の現場で指揮するのは今回が初めてだった。
就任に際し、菊谷氏は「他大学出身の自分にこのような機会を与えていただいた中野監督をはじめ、大学の関係者、ラグビー部の関係者に感謝しています」とコメント。
経営者としての顔もある菊谷氏は、はじめ迷いこそあったが取り組む事業との調整を経てHC就任が決まった。基本的にはフルタイムでチームに携わる。
監督7年目を迎える中野克己監督は、オファーの理由をこう語る。
「現役のキャリアももちろんですし、TIDのコーチやアカデミーを熱心にやられていて、主体性を持ったチームづくりに主眼を置いている。私たちも学生たちと主体性を持った組織になることで、さらに飛躍できるのではないかと思いました」
菊谷氏は「(近年)いい結果を残しているチームなので、さらに成績を伸ばすこともそうですが、選手たちとしっかりコミュニケーションを取って主体的に行動できる環境をデザインしていきたいと思います。結果はどうしても求められているプロのコーチではありますが、社会人に向かう学生たちに、人生の先輩として一緒にサポートできればなと思っております」と話した。
ファーストミーティングは3月1日を予定している。
PROFILE
菊谷 崇
きくたに・たかし/1980年2月24日生まれ、42歳。187㌢、105㌔(現役時)。御所工(現・御所実)→大体大→トヨタ自動車(’02-’13)→サラセンズ(ENG/’14)→キヤノン(’15-’17)。日本代表(68キャップ/’11年W杯・主将)、セブンズ日本代表。