国内 2022.01.01

東海大仰星が報徳学園に快勝で準々決勝進出 佐賀工は國學院久我山に競り勝ち8強入り

[ 編集部 ]
東海大仰星が報徳学園に快勝で準々決勝進出 佐賀工は國學院久我山に競り勝ち8強入り
東海大仰星×報徳学園(撮影:松本かおり)


 大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開催されている第101回全国高校ラグビー大会は、2022年元日に3回戦がおこなわれ、各グラウンドの第1試合に登場した東海大学付属大阪仰星高校(大阪第2)と佐賀工業高校(佐賀)が勝って準々決勝進出となった。

 4季ぶりの王座奪還を目指すAシードの東海大仰星は報徳学園高校(兵庫)と対戦し、33-0で快勝した。

 東海大仰星は前半6分、WTB中俊一朗が敵陣22メートルライン手前からディフェンスを破り先制すると、16分には12フェイズを重ねてCTB野中健吾がフィニッシュした。25分にはWTB御池蓮二が自陣からが抜けてゲインし、サポートしたFL春名海輝がゴールへ走り切った。CTB野中のゴールキックも好調で、21-0で折り返した。

 主導権を握った東海大仰星は、後半8分には左外でSO吉本大悟がタックルをかわし、パスをもらったWTB御池がタッチライン際を駆け上がり加点する。ディフェンスでも報徳学園にプレッシャーをかけ続けると、最後は自陣から攻め上がってWTB御池がチーム5トライ目を挙げ締めくくった。

佐賀工×國學院久我山(撮影:松本かおり)

 佐賀工は3回戦で國學院大學久我山高校(東京第1)と対戦し、14-5で競り勝った。

 佐賀工は前半5分にゴールに迫り、NO8永池海音が密集からインゴールに押さえて先制。
 7-0で折り返すと、堅守の國學院久我山に対し、後半7分にはゴール前で17フェイズを重ねてまたも主将の永池が密集を飛び越えてインゴールにグラウンディングした。

 國學院久我山は風の影響もあったか、ラインアウトで苦しみ波に乗れない要因となる。佐賀工の粘り強いディフェンスに対し、後半28分にFL下坂陸のブレイクを起点に次々とつなぎ、LO磯部俊太朗がゴールに持ち込み5点を奪い返したが、反撃はそこまで。
 佐賀工が準々決勝進出となった。

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