その他 2021.12.14

「コーチの方に、キック指導を教えます」。君島良夫さんが『JEKコーチングスクール』開講

[ 編集部 ]
「コーチの方に、キック指導を教えます」。君島良夫さんが『JEKコーチングスクール』開講
みんなでキックコーチングを学びましょう。(撮影/笠井祐里子)



 キック指導の国内トップランナー、君島良夫さん(JAPAN ELITE KICKING代表)が指導者向けのコーチングコース『JEKコーチングスクール』を開講する。
 これまではキックがうまくなりたい選手、キックを戦術、戦略に採り入れたいチームの指導にあたってきた。コーチのコーチは、同氏にとっても新しい領域への挑戦だ。

 プロのキックコーチになって約5年。個性豊かな多くの選手たちを指導してきた。特性がそれぞれ違うチームへのアドバイスもたくさん届けた。
 多くの経験を重ね、キック指導のノウハウや、指導対象者への接し方が自身の中にたまっている。それを伝える。

 コロナ禍などの影響もあり、昨年以降オンラインのコーチング機会も増えた。
 その中で聞こえてきたのは、多くのキッカーたちの悩みやアドバイスを求める向上心だ。しかし以前のように自身が足を運び、対面で指導にあたれるようになるには、もう少し時間がかかりそうだ。

 そんな状況の中でも、選手たちの悩みの声は大きく、多くなっている。ならば、近くにいて選手たちにとって影響力の大きい(キック専門ではない)コーチや保護者に自分の知見を伝えるのがいいのではないか。
 そう判断しての決断だ。

 自身の武器であり、売り物であるキッキング理論を公開する。コーチングのプロにとってはある意味勇気のあることだ。

「考え方が変わりました。以前は、唯一無二の存在(キッキングコーチ)でいたい、という思いはありました」と言う。
(コロナ禍などで)選手たちに会えなくなった時に存在価値を失うのでは意味がない。
「選手たちに上手になってほしいから活動しているはずなのに、会えなければ伝えられないでは(思いに)逆行しているな、と」

 そもそも自身のコーチングも、オーストラリアなどのコーチにインスパイアされ、自分なりにアレンジしたものでもある。
「自分ならではのものも当然ありますが、もったいぶって隠すより、シェアすることで自分もいろんなコーチから刺激を受け、進化することの方が大事だな、と」

 アップデートしていけば、独自のコーチングが錆びることもなければ、古くなることもない。
「すべてのコーチがパスを教えるように、スクラムコーチがキックを教えられたらいいでしょうし、それによって(スクラムに生かせる)ヒントを得られるかもしれない。僕もスクラムコーチとのやりとりから気づくこともあるでしょう」
 コーチングスクールは、お互いに刺激しあう場でもある。

『JEKコーチングスクール』は、次のような方々を対象としている。
●監督やコーチとしてチームに所属する方
●これから指導する立場になりたいと考えている選手の方
●子供が選手としてプレーする保護者の方

 そのような方々向けに、レベル1〜3までのコーチングコースを準備している。
◆レベル1◆
「選手個人をレベルアップさせる指導方法」
◆レベル2◆
「チーム全体をレベルアップさせる指導方法」
◆レベル3◆
「グラウンドで直接コーチング」

【レベル1講座概要】
開講日:2022年1月9日(日)
日程:1/9(日)、16(日)、23(日)、30(日)
2/6(日)、13(日)、20(日)、27(日)
※全8回
時間:21:00〜 (約90分)
会場:Zoomでのオンライン形式
費用:70,000円(税込)
必要なもの:Zoomを受講できる端末(スマホ/タブレット/PC等)

コースの内容やカリキュラムの詳細は、下記申込ページに記載しています。
 ご興味のある方はぜひ、こちらをご覧ください。


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