国内 2021.11.18
大学ラグビーは各リーグとも大詰め。好カード目白押しの残り2節の見どころを総チェック【J SPORTSでLIVE中心に全試合配信!】

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[ 編集部 ]
多彩なスキルを駆使してゲームを組み立て、自慢のFWを前に出す京都産業大学SO家村健太(撮影:佐藤真一)

京産、天理、近大、同志社…大混戦の関西リーグは最終節までもつれる展開に

昨季は天理大学が大学選手権で初優勝を果たし、36年ぶりに関西勢が日本一の座を奪還した。長く続いた関東優勢の流れを変える快挙に刺激を受け、今シーズンの関西リーグは活気ある順位争いが繰り広げられている。

序盤戦で話題をさらったのは、前年度8位の近畿大学だ。初戦で天理大学から23-7の金星を挙げたのに続き、2戦目でも同志社大学を24-10と撃破。優勝候補に連勝したことで、一躍覇権争いの主役となった。

しかし近畿大学の快進撃も、10月17日の第3節でストップする。立ちはだかったのは、元日本代表のSO廣瀬佳司氏が新監督に就任した昨季3位の京都産業大学だ。よく練られたキック戦術と堅固な組織防御を武器に16-12で近畿大学の連勝を止めると、11月6日の同志社大学戦でも終了間際の逆転トライで22-19と勝利。第5節終了時点で唯一全勝を維持し、勝ち点23で首位に立っている。

近畿大学もその後は関西学院大学、立命館大学からボーナス点付きの勝利を手にし、現在は4勝1敗の勝ち点19で暫定3位。開幕節で苦杯を喫した天理大学はその後徐々にチームを立て直し、4連勝で勝ち点を20まで伸ばして2位につけている。3勝2敗で勝ち点16の4位同志社大学までが、優勝の可能性を残している状況だ。

残り2節でもっとも重要な戦いとなるのが、11月20日の天理大学対京都産業大学戦だ。京都産業大学はここに勝てば最終戦の相手が現在最下位の関西学院大学だけに、23年ぶりのリーグ制覇へ大きく前進できる。逆に天理大学は何としても勝利して、12月4日の同志社大学との最終戦まで望みをつなぎたいところだろう。

近畿大学はすでに上位勢との対戦を終えており、残る2戦の相手は現在6位の摂南大学と、同5位の関西大学。ここできっちり勝ち点5ずつを積み重ねることができれば、初優勝の可能性が出てくる。また大学選手権の関西からの出場枠が4に決まったことで、4位争いも俄然熱を帯びてきた。7点差以内の負けか4トライ以上獲得した場合に与えられるボーナスポイントが大きな意味を持つ可能性も高く、最後の2節は勝敗だけでなく内容も含めて、熾烈な戦いになることが予想される。

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